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乾燥が気になる季節は蜜蠟でお肌ケア
寒い毎日が続いております。空気も乾いており、更に空調などで湿度が低くて、乾燥に悩んでいる方が多いのではないでしょうか?そこで、今回は乾燥対策に蜜蝋を使ったクリームを作ってみたいと思います。材料さえ手に入れば簡単に作る事が出来ますので、癒しの香りと温かさを楽しみながら作ってみませんか。
蜜蝋クリームを作ってみましょう
用意するもの
・蜜蝋 今回は神塚さんの蜜蝋を1つを使用しました
(三峰神社の大島屋さんで購入出来ます)
・キャリアオイル 50ml
(お好みの物)
・エッセンシャルオイル 適量
(お好みの物)
・耐熱ガラス
(蜜蝋が残り、オイルの香りが残る可能性があります)
・混ぜるへらのような物
(今回は割りばし)
・ボウル
・軽量カップ
・保存用容器
(無印良品にて25ml入るもの二つ)
蜜蝋とは
蜜蝋とは、はたらきバチが巣を作る材料として、お腹の分泌腺から分泌されるロウの事です。このロウと花粉を合わせて巣を作ります。beeswaxとも呼ばれています。上写真のような六角形の巣を見たことがあるかと思いますが、この巣からはちみつを取った後に、加熱・圧搾して使いやすい形状(粒状や固形)にしたものが蜜蝋です。
蜜蝋の成分は主に4つに分かれます。
- ワックスエステル(ロウ成分)
- アルコール
- 炭化水素
- 脂肪酸
ミツバチの種類にもよりますが、ワックスエステルが全体の70%を占めており、ミツバチが集める花粉により、色が黄色や黄褐色変へと変わっていきます。
販売されているものには、未精製なものと精製されているものがあります。
未精製-ミツバチの巣から集めた蝋の不純物のみを取り除いて作られています。
・天然成分が多く残っているので、デリケートな肌には注意が必要になります。
・ロットによる色や香りのバラつきがあります。
精製-ミツバチの巣から集めた蝋の不純物を取り除き、薬品を使わずに漂白しています。
・未精製に比べ栄養価はおとるが、くせが少ないです。
・ロットによる色や香りのバラつきが少ないです。
※未精製(写真左)、精製(写真右)
蜜蝋には、抗菌・殺菌作用があるのも大きな特徴です。ミツバチは、植物の防衛反応(傷つけられると抗菌・殺菌効果のある物質フラボノイド出し、傷口を守る)を利用し、巣を清潔に保つ事が出来るそうです。
購入前に自分に適した蜜蝋を精製の有無とともに確認をしましょう。敏感肌の方、アレルギーがある方には精製された物をおすすめされているようですが、よく確認をしてお使い下さい。
蜜蝋の使い方
蜜蝋は昔から、保湿としてスキンケア用品、木材や革製品などの艶出し、ろうそくなどに使われています。また、蜜蝋は自然由来からの成分なので、昔から軟膏など医療用としても使用されてきました。
世界で昔から利用されていた蜜蝋。食用・薬用として使い、教会では、ミサの為に沢山ろうそくを使うので、教会の敷地で養蜂をしていたそうです。紀元前500年位から19世紀頃までは、ろうそくは蜜蝋で作られていました。尚、エジプトではミイラの保存にも使用されていました。
洋裁をするときにも重宝しており、ボタン穴かがりを手縫いする際にも使用しています。糸に蜜蝋をつけると滑りが良く絡まず、キレイに仕上がります。革製品の制作にも使われるそうです。
まとめ
今回は湯煎して蜜蝋を溶かしましたが、電子レンジでも出来るようです。(蜜蝋の焦げ付きにご注意下さい。) 蜜蝋とキャリアオイルを温め溶かして混ぜて、適量のエッセンシャルオイルを混ぜるだけで、簡単に作れますし、特殊な道具が要らないのが良いですね。ご自宅にある耐熱ガラスやボール等を利用して頂けます。(※香りが残るので、不要な瓶、ジャムが入っていたものなどを再利用して頂くと良いでしょう。)
簡単に作れて、自分好みの香りを楽しめる蜜蝋クリーム。エッセンシャルオイルをブレンドしたり、用途効能を選びながら少しづつ作るのも良いですね。
キャリアオイルを大目にすれば、柔らかめのクリームが完成するので、マッサージクリームとしても使えます。暖かい部屋で、のんびりと香りに包まれて体も心もほぐしてみませんか。
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