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2017.07.25

「蒸美人」香るフェイスマスクの使い方~精油の香りと蒸しタオルでリラックス~

「蒸美人」香るフェイスマスクの使い方~精油の香りと蒸しタオルでリラックス~

暑い季節は、冷房の効いた室内で過ごす時間が増え、知らず知らずのうちに身体や肌に疲れを感じることがあります。そんな時におすすめしたいのが、蒸しタオルのように使える「蒸美人フェイスマスク」。顔をじんわりと温めながら、目元や顔まわりをリラックスさせる時間は、忙しい毎日のちょっとした癒しになります。今回は、いつもの「蒸美人フェイスマスク」に香りをプラスする、ひと手間を加えた楽しみ方をご紹介します。
バリ島で出会ったナチュラルコスメブランド「UTAMA SPICE」のエッセンシャルオイルをきっかけに、実際に精油の香りをプラスして「蒸美人フェイスマスク」を試してみました。

アロマテラピー、精油、エッセンシャルオイルとは?

「アロマテラピーって何?」「精油とエッセンシャルオイルはどう違うの?」
使ったことがない方にとっては、少しわかりにくいかもしれません。

アロマテラピーとは

植物が持つ香り(芳香成分)を暮らしに取り入れ、香りを楽しみながら心身のリラックスや気分転換などに役立てる方法のことです。

お花屋さんの前を通ったとき、花の香りにふっと心が安らいだり、気分が明るくなったりすることはありませんか?

このように、香りは私たちの気分や感情にさまざまな影響を与えます。

気分が落ち込んでいると、身体まで重く感じることがあります。そんなときに植物の香りを取り入れることで、気持ちをリフレッシュしたり、リラックスしたりすることができます。

香りの好みは人それぞれです。だからこそ、無理に決められた香りを選ぶのではなく、自分が心地よいと感じる香りを選ぶことが、香りを楽しむうえで大切です。

精油とエッセンシャルオイルは同じもの?

「精油」と「エッセンシャルオイル」は、基本的に同じ意味を持つ言葉です。

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花や葉、果皮、樹皮、種子、根などに含まれる、香りの成分を抽出したものです。

植物の中では、これらの香りの成分が植物のさまざまな器官に存在し、植物自身を守るための働きにも関わっています。

例えば、植物がつくり出す香りの成分には、昆虫などから身を守るための忌避作用に関わるものや、微生物などに対する作用を持つものがあります。

このように、植物がつくり出す成分には、植物自身が生きていくためのさまざまな役割があります。

精油は、こうした植物に含まれる芳香成分を、植物の種類や使用する部位に合わせた方法で抽出したものです。

代表的な抽出方法のひとつが、植物に水蒸気を通して香りの成分を取り出す水蒸気蒸留法です。植物の種類によっては、圧搾法など、別の方法で抽出されるものもあります。

植物によって含まれる成分やその割合は異なり、それぞれ香りや成分が違います

植物は、人間と同じような免疫システムを持っているわけではありませんが、外敵や微生物などから自分自身を守るための、さまざまな防御機構を持っています。

そのために植物がつくり出す成分の中には、微生物などに対する作用を持つものもあります。精油に含まれる成分の中にも、種類によって抗菌作用などが研究されているものがあります。

以前のコラムでもご紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。「体と自然に優しい製品」

精油はどのように体内に吸収されるのでしょうか?

精油の香りの成分が体内に取り込まれるルートは、大きく3つあります。

① 嗅覚から脳へ
② 鼻から肺へ
③ 皮膚への塗布から表皮・真皮・皮下組織へ

それぞれ、次のような経路で体内に取り込まれると考えられています。

嗅覚から脳へのルート   
鼻腔⇒嗅覚の受容体⇒神経伝達⇒電気信号⇒脳の大脳辺緑系⇒自立神経系・内分泌系・免疫系
鼻から肺へのルート 
鼻⇒肺
皮膚塗布によって表皮・真皮・全身に
塗布した部位・芳香分子の一部が血管に入り、全身を巡って作用

鼻から大脳辺縁系へのルート

精油は揮発性の芳香物質です。精油に含まれる芳香分子は空気中を漂い、鼻孔から鼻腔へ入ります。

鼻腔に入った芳香分子は、鼻粘膜にある嗅毛(きゅうもう)に取り込まれます。すると、香りの情報が電気信号に変換され、嗅覚神経を通って嗅球へ伝わり、さらに脳へと伝達されます。

香りの刺激は、まず大脳辺縁系に伝わります。

大脳辺縁系は、人間の本能的な行動や、食欲・性欲・感情・記憶などに関わる部分です。そのため、香りの刺激は私たちの感情や記憶などと結びつきやすいと考えられています。

さらに、香りによる電気信号は、大脳辺縁系の周囲にある大脳新皮質や視床下部、脳下垂体などにも伝わります。

これらは、知的な判断や自律神経、内分泌系などに関わる部分です。そのため、香りは私たちの気分だけでなく、身体のさまざまな働きとも関係していると考えられています。

鼻から肺へのルート

芳香成分の分子は、呼吸とともに鼻孔から鼻腔、気管支へ入り、さらに肺へと到達します。

肺には「肺胞(はいほう)」という小さな袋状の組織があり、その壁を通して、空気中のさまざまな物質が取り込まれます。

精油の芳香成分についても、呼吸によって肺へ到達し、肺胞を通して吸収される可能性があることがわかってきました。

また、精油の成分は粘膜からも吸収されるため、鼻の粘膜や呼吸器の粘膜から取り込まれることも考えられます。

皮膚への塗布によるルート

精油は、種類によって異なりますが、比較的小さな分子を持ち、油に溶けやすい性質があります。

精油をキャリアオイルなどに混ぜて皮膚に塗布した場合、精油の成分の一部が表皮を通過し、さらに真皮や皮下組織へ移行することがあります。

皮膚に塗布された精油の成分は、塗布した部分にとどまるだけでなく、その一部が血管に入り、全身を巡る可能性もあります。

このように、精油の芳香成分は、**「香りを嗅ぐ」「呼吸によって取り込む」「皮膚から取り込む」**という複数のルートから、私たちの身体と関わっています。

精油による効果

香りの電気信号は、大脳辺縁系の周囲にある大脳新皮質や視床下部、脳下垂体にも伝わり、知的判断や自律神経系、内分泌系にも影響を及ぼすと推測されています。

精油は、それぞれ含まれている成分が異なるため、香りによって感じ方や特徴もさまざまです。

リラックスしたいとき、気分をリフレッシュしたいとき、明るく前向きな気分になりたいときなど、心のケアにも香りを取り入れることができます。

中でもラベンダーは、朝に嗅ぐとリフレッシュし、夜に嗅ぐとリラックスさせてくれるという、両面の特徴を持つ興味深い精油です。

また、精油には殺菌作用や抗菌作用を持つものも多く、部屋で精油を香らせることで、風邪の予防にも役立つとされています。

このほかにも、精油にはさまざまな特徴や働きがあります。

ただし、アロマテラピーは病気を治療するものではありません。 症状を感じる場合には、自己判断で済ませるのではなく、早めに医師の診察を受けることが大切です。

精油の保存について

精油は、開封したら1年を目安に使い切りましょう。

精油は種類によっても品質が変化しやすいため、直射日光や高温多湿を避け、使用後はしっかりと蓋を閉めて保管してください。

「蒸美人フェイスマスク」に香りをプラスしてみました

いつもの「蒸美人フェイスマスク」に、香りというひと手間を加えると、どんな楽しみ方ができるのでしょうか?

今回は、精油(ティーツリー)をプラスして、「蒸美人フェイスマスク」を試してみました。

蒸美人フェイスマスクの説明書と同様に電子レンジを使って温める方法と、熱めのお湯を使う方法の2通りで試してみました。

熱めのお湯を使う方法

まず、熱めのお湯に精油を垂らし、よく混ぜてから蒸美人フェイスマスクを浸し、適度に絞りました。

お風呂のお湯と同じ42℃では、「じんわりと温かい」という感覚をあまり感じられませんでした。

そこで、沸騰したお湯と水を1対1の割合で混ぜ、そこに精油を垂らしてよく混ぜ、蒸美人フェイスマスクを浸しました。

その後、冷ましながら顔にのせられる温度になるまで待ち、適度に絞ってから顔にのせました。

電子レンジを使う方法

電子レンジを使用する場合は、まず精油と水をよく混ぜます。

よく混ざったところで蒸美人フェイスマスクを浸し、適度に絞ってからビニール袋に入れ、電子レンジで温めました。

ビニール袋に入れたのは、電子レンジに精油の香りが移らないようにするためと、蒸美人フェイスマスクに食べ物のニオイが移らないようにするためです。

500Wで1分加熱しましたが、かなり熱くなっていたため、適温になるまで十分に冷まし、温度を確認してから顔にのせました。

実際に使ってみた感想

普段の水だけで使用しているときよりも、香りがふわっと優しく顔全体を包み込むような感覚があり、とても心地よく感じました。

アロマディフューザーを使って部屋全体に香りを広げるのとは違い、顔の近くで香りを感じながら温かい蒸美人フェイスマスクを使うことで、また違ったリラックス感を得られました。

また、使用していると無意識にゆっくりと深い鼻呼吸をしていました。

深い呼吸によって香りを感じることで、気分もスッキリしました。

お湯を使った場合と電子レンジを使った場合、どちらもじんわりと温かく快適でしたが、電子レンジを使用した方が、より長く温かさが保たれていたように感じ、蒸気も多いように感じました。

あくまでも私個人の感想になりますが、「蒸美人フェイスマスク」の楽しみ方のひとつとして、参考にしていただければと思います。お試し頂くには、それぞれ体質が異なりますので、自己責任でお使い下さい。また、下記注意事項をよくお読み下さい。

精油を使用する際の注意事項

精油を使用する場合は、必ず希釈して使用してください。

※精油の希釈度合いは「濃度」として把握します。お顔の場合は0.5%が目安です。肌に違和感がある場合は、すぐに外してください。100%天然精油であっても、人それぞれ肌質が異なりますので、最初は薄めにしてお試しください。

※もともと、風合いを保つために洗濯表示でタンブラー乾燥を禁止していますが、オイルのついた蒸美人フェイスマスクを乾燥させる際は、タンブラー乾燥は厳禁です。希釈されていても、オイルが付着したものをタンブラー乾燥すると、発火する恐れがあります。

アロマテラピーを楽しみましょう♪

近頃では、香りを楽しむことが女性だけでなく、男性にも広がっていますね。

アロマディフューザーを部屋に置いたり、香りを楽しむアイテムを取り入れたりと、アロマテラピーは日常の中で気軽に楽しむことができます。

精油は植物から抽出された香りの成分なので、一般的な洗剤や芳香剤とはまた違った、植物そのものを感じるような香りを楽しめるのも魅力です。

精油には、さまざまな楽しみ方があります。

  • アロマディフューザーで部屋に香らせる
  • 陶器などに精油を垂らして香りを楽しむ
  • ルームスプレーを作る
  • 入浴時の香りとして取り入れる
  • キャリアオイルと混ぜてマッサージに使う
  • ハンカチやガーゼに垂らして枕元に置く
  • 消費期限切れになった時に、雑巾に垂らして拭き掃除に(キッチンでも安全)

その日の気分や好みに合わせて、さまざまな方法で香りを楽しむことができます。

また、精油を使用するときは、必ずそれぞれの製品の使用方法や注意事項を確認しましょう。

100%天然の精油であっても、肌への使用などには注意が必要です。希釈して使用する場合も、最初は基準より少ない濃度から試すなど、無理のないように取り入れることをおすすめします。

精油は、開封後1年を目安に使い切りましょう。

香りが変化したり、使用期限を過ぎたりした精油を掃除などに利用する場合もありますが、オイルが付着したものをタンブラー乾燥すると発火する恐れがありますので、十分ご注意ください。

いつもの「蒸美人フェイスマスク」に、香りというひと手間

精油には、さまざまな楽しみ方があります。

今回ご紹介したように、「蒸美人フェイスマスク」に香りをプラスするのも、そのひとつ。

温かい蒸しタオルとして使うだけでなく、好きな香りを取り入れることで、いつものフェイスケアタイムを少し違った時間にすることができます。

実際に精油を加えて使ってみると、温かい蒸美人フェイスマスクから香りがふわっと広がり、アロマディフューザーとはまた違った香りの楽しみ方ができました。

一日の終わりに、温かさと香りに包まれながら、ゆっくり深呼吸。

いつもの「蒸美人フェイスマスク」に、ほんのひと手間。

その日の気分に合わせた香りとともに、ほっとひと息つく時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※本記事は2026年8月28日に内容を最新情報に更新(編集・追記)しました。

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