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slouch&chicのコラム
体と自然に優しい製品~素材を選ぶこと、香りを楽しむこと~

毎日の暮らしの中で使うものだからこそ、できるだけ体や環境に配慮したものを選びたい。
肌に触れるタオルやバスローブ、毎日使う洗剤や石けん、そして香りを楽しむ精油など、私たちの身の回りには、素材やつくられ方について考えて選べるものがたくさんあります。
「体にやさしいものを選ぶことは、自然や環境について考えることにもつながる」
slouch&chicでは、そんな思いから、素材や製造方法にも目を向けながら商品づくりをしています。
今回は、今治のタオル産業における環境への取り組みや、天然素材、精油についてご紹介します。
今治のタオル産業の企業努力
今治タオルで知られる愛媛県今治市は、長い歴史を持つ日本有数のタオル産地です。今治では、品質の高いタオルをつくるだけでなく、環境に配慮したものづくりに取り組む企業もあります。以前、「タオル 風が織る」という新聞の見出しを見たことがあります。風力発電を利用して本社や工場の電力をまかなう取り組みや、日本自然エネルギー株式会社を通じてグリーン電力証書を購入するなど、自然エネルギーを活用する方法もあります。
また、slouch&chicが生地の買い付けをしている楠橋紋織株式会社では、パイル生地をつくる工程の一つに「バイオ精練」という方法を取り入れています。バイオ精練は、酵素の働きを利用して綿に付着している不純物などを取り除く方法です。高度な技術と時間を必要とする方法ですが、環境への配慮と品質の両方を考えながら、よりよい製品づくりを追求する取り組みの一つです。
一つひとつの企業が、それぞれの立場でできることを考える。
そして、私たち消費者も、商品を選ぶときに「何からできているのか」「どのようにつくられているのか」に少し目を向けてみる。
そうした積み重ねが、環境について考えるきっかけになるのではないでしょうか。
slouch&chicでも、環境に配慮したものづくりは、使う人にとっても心地よいものづくりにつながると考えています。
そのため、素材を選ぶときには、品質だけでなく、その背景にも目を向けています。
天然素材のバスローブと、香りを楽しむ精油
タオルやバスローブなど、肌に直接触れるものは、素材そのものの心地よさも大切です。
slouch&chicのバスローブには、今治産のパイル生地を使用しています。
綿素材のタオル生地は、洗濯を繰り返すことで少しずつ風合いが変化していきます。
また、タオル製品は、洗濯後にしっかり乾かすことが大切ですが、雨の日や湿度の高い時期には、室内干しをする機会も増えます。
そんなときに気になるのが、洗濯物のニオイ。
香りを楽しみながら、衣類や室内の空間を心地よく整える方法の一つとして、精油を使ったルームスプレーがあります。
ここでは、精油について少し詳しくご紹介します。
精油(エッセンシャルオイル)とは?

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根などに含まれる芳香成分を抽出したものです。
植物は、私たち人間と同じように自らの体を守るためのさまざまな仕組みを持っています。
例えば、植物がつくり出す香り成分には、外敵から身を守ったり、微生物や害虫などから自らを守ったりする役割を持つものがあります。
こうした植物に含まれる成分が、花や葉、樹皮、根などの組織に蓄えられており、それらを水蒸気蒸留法、圧搾法などによって抽出したものが精油です。
植物によって含まれている成分が違うため、精油も一つひとつ香りや成分、特徴が異なります。
例えば、ラベンダーは穏やかなフローラル系、ティーツリーやユーカリはすっきりとした清涼感のある香り、レモングラスはレモンを思わせる爽やかな香り。
同じ「植物の香り」でも、それぞれに個性があります。
また、植物が自らを守るためにつくり出す成分には、抗菌、抗真菌、防虫などの作用が研究されているものがあります。
そのため、精油は単に「いい香りがするもの」というだけではなく、植物が生きていくためにつくり出した成分を、香りとして私たちが利用しているものともいえます。
【「天然だから安全」とは限りません】
では、なぜ天然のものが良いのでしょうか。
例えば、大豆などに含まれるレシチンは、天然の界面活性剤として働く成分です。レシチンは私たちの細胞膜などにも存在する身近な物質で、食品や化粧品などにも利用されています。
このように、植物や食品には、私たちの暮らしに役立つさまざまな成分がもともと含まれています。
一方で、「天然のものだから、すべて安全」「天然のものだから、合成されたものより必ず安全」とは限りません。
天然の植物成分であっても、種類や濃度、使用する量、使用方法によっては、肌への刺激やアレルギーなどを起こすことがあります。
特に精油は、植物に含まれる芳香成分を濃縮したものです。
そのため、天然素材であることだけを理由に安全と判断するのではなく、それぞれの性質を知り、正しい方法で使用することが大切です。
「天然だから良い」「化学的に作られたものだから悪い」と単純に分けるのではなく、どのような成分が使われているのか、どのようにつくられているのか、そして自分に合った使い方ができるのか。
そうしたことを知ったうえで、自分にとって心地よいものを選ぶことが大切なのではないでしょうか。
【「精油」と「アロマオイル」は同じもの?】
香りを楽しむ商品には、「精油(エッセンシャルオイル)」「アロマオイル」など、さまざまな名称があります。
精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花、葉、果皮、樹皮、根などから香りの成分を抽出した、天然の芳香物質です。
一方、「アロマオイル」という名称には、精油だけでなく、植物油などで希釈したものや、合成香料を使用したものなど、さまざまなタイプの商品が含まれます。
そのため、同じ「アロマ」という言葉が使われていても、精油とアロマオイルは同じものとは限りません。
精油を選ぶ場合は、「精油」「エッセンシャルオイル」と明記されているか、原料となっている植物の学名や抽出部位、抽出方法などが表示されているかを確認するとよいでしょう。
また、「天然100%」と表示されているからといって、すべての人に安全とは限りません。
精油は植物の芳香成分を濃縮したものなので、種類や濃度、使用方法によっては肌への刺激などが起こる場合があります。
天然であることと安全性は別の問題として考え、商品の使用方法や注意事項を確認しながら、正しく使うことが大切です。
【精油を使用するときの注意事項】
精油は、植物に含まれる芳香成分を濃縮したものです。だからこそ、香りを楽しむ際には、いくつか注意しておきたいことがあります。
精油は非常に濃縮されたものです。
「植物由来だから安心」と自己判断せず、使用する製品の表示や注意事項を確認しましょう。
特に、以下の点には注意が必要です。
- 精油の原液を直接肌につけない
- 精油を飲用しない
- 目、口、鼻などの粘膜や傷口に触れない
- 火気の近くでは使用しない
- 小さなお子様が触れたり、誤飲したりしないよう保管する
- 妊娠中、授乳中、持病がある方などは、使用前に医師や専門家に相談する
- 体調に異変を感じた場合は、使用を中止する
特に乳幼児や小さなお子様は、大人と体格や体の状態が異なるため、大人と同じ感覚で精油を使用することは避けましょう。
ペットがいるご家庭では、使用する精油の種類や使用方法について、獣医師など専門家に確認することをおすすめします。
精油は、適切に使えば香りを楽しむことができますが、「天然=誰にでも安全」というわけではありません。
精油は、植物の持つ香りや成分を楽しめるものです。一方で、濃縮された植物成分でもあるため、「天然=誰にでも安全」というわけではありません。
使用する人の年齢や体調、生活環境などにも配慮し、商品の使用方法や注意事項を確認しながら、無理なく香りを楽しみましょう。
詳しくは▼▼▼
「(公社)日本アロマ環境協会」
このページを参考にして頂ければと思います。
ルームスプレーの作り方

精油を使って、簡単なルームスプレーをつくることもできます。
【材料】
- 精油……10滴
- 無水エタノール……5ml
- 精製水……45ml
【作り方】
- スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
- 精油を加えます。
- 精製水を加えます。
- フタをして、よく振って混ぜます。
複数の精油をブレンドする場合も、精油の合計が10滴になるようにします。
初めての場合は、いきなり多くの種類を混ぜるのではなく、2~3種類程度から試してみると、それぞれの香りの違いも分かりやすくなります。
使用する前にはよく振り、衣類などに使用する場合は、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。
また、手作りしたスプレーには保存料などが入っていません。
冷暗所で保管し、少量ずつ作って早めに使い切ることをおすすめします。
※使用する精油や容器によって適した使用方法が異なる場合があります。精油のメーカーが示している使用方法・注意事項も確認してください。
【ルームスプレーにおススメの精油】
ラベンダー
抗炎症・鎮痛・消毒・抗真菌作用など。
古代ローマでは傷の手当にラベンダーを浴槽に入れて沐浴していたそうです。さわやかでフローラルな香りです。市販されている芳香剤のイメージがあって苦手という声もよく聞きますが、精油の香りを嗅いでイメージが変わる方もいましたので、店頭で試してみる事をおススメします。相性の良い精油が多く、オレンジ・スイート、ベルガモット、レモン、カモミール・ロマン、イランイラン等です。
ゼラニウム
抗菌・抗真菌・抗ウィルス・細胞促進・止血・防虫作用など。
バラの香りと同じ成分をもつ為、ほのかに甘く優しさを感じるフレッシュな香りです。香りが強めなので、ペパーミント、グレープフルーツ、ベルガモット、ラベンダーなどとのブレンドをしてお使い頂くのがおすすめです。
ティーツリー
抗菌・抗ウィルス・抗真金菌・抗炎症作用など。
呼吸器系の不調や風邪やインフルエンザなどの感染症、花粉症に効果が期待されています。オーストラリアの先住民アボリジニが、この木の葉をお茶にして飲んでいたことから、「tea tree」と名付けられました。
また、シャープで清潔感のある香りにリフレッシュ効果があります。
相性の良い精油は、ペパーミント、ローズマリー系、オレンジ・スイート、マンダリン、レモン、ユーカリ系です。
ユーカリ
ユーカリは多くの種類がありますが、一般的にユーカリ・グロブルスが使われています。
抗菌・抗ウィルス・去痰作用など。
鼻やのどのトラブルに有効と言われていますので、花粉の季節も活躍します。
また、シャープな香りでリフレッシュや、集中力を高める香りですので、窓を開けられない梅雨にはさっぱりとした気分になれそうです。
ブレンドするのでしたら、レモンや、ラベンダー、サイプレス等と相性の良い精油です。
ペパーミント
効果は薄いですが、防虫作用があり、他に、鎮痛作用・抗炎症作用・冷却作用などです。
シャキッとした香りによる刺激効果で、リフレッシュや集中力アップに効果的で、二日酔いや車酔いにも良いです。咳や喉の傷み、鼻づまりや花粉症など呼吸器系の症状にも効果が期待されます。レモン・ラベンダー・サイプレス・ティーツリー・ユーカリ系とのブレンドがおススメです。
レモングラス
防虫・消臭・抗菌・抗真菌・鎮静・鎮痛作用など。
レモンのようなフレッシュで強い香りが特徴です。
不安やストレス、緊張などで疲れた心を癒しリラックス効果が期待されます。
マジョラム・ローズマリー系・ラベンダー・ジンジャー・ブラックペッパーとブレンドするのがおススメです。
ヒノキ
防虫・防腐効果など。
アレルギー性鼻炎や、気管支喘息などの原因となるダニを防ぐ効果も期待されています。
爽やかな木の香りで、リラックスとリフレッシュの効果があります。
オレンジ・スイートやカモミール・ロマンとブレンドの相性が良いです。
*下記のカユプテとマートルはティーツリーやユーカリなどの香りが苦手な方におススメです。
カユプテ
抗菌・抗ウィルス、去痰、免疫向上などの作用など。
ティーツリーやユーカリと似ている植物で、風邪やインフルエンザなどの予防に効果が期待されています。
また、作用が穏やかで、香りに甘酸っぱさがあるので、強い香りが苦手な方や、お子様にも安心とされています。
清潔感のある香りで、リフレッシュ効果があります。
また、ベルガモット、レモン、ラベンダー、ジュニパーベリー、パインと相性が良いです。
マートル
抗菌・抗ウィルス・消毒作用など。
風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にも役立つと言われています。
ユーカリやティーツリーと効能が似ていますが、マートルは香りが穏やかです。
タイム・ラベンダー・サイプレス・ティーツリーとブレンドの相性が良いです。
香りを楽しみながら、心地よい暮らしを
今回ご紹介した精油以外にも、たくさんの種類があります。
香りにはそれぞれ個性があり、「この香りが好き」と感じるものも人によって違います。
ルームスプレーとして空間に香りを取り入れたり、アロマディフューザーなどで芳香を楽しんだり。
その日の気分に合わせて、自分が心地よいと思える香りを選ぶのも、暮らしを楽しむ方法の一つです。
お風呂上がりにお気に入りのバスローブを羽織り、好きな香りに包まれながらゆっくり過ごす。
そんな小さな時間も、毎日の暮らしを豊かにしてくれます。
体にも自然にも、やさしい選択を

私たちが毎日の暮らしの中で使うものは、素材やつくられ方、使い方など、さまざまな視点から選ぶことができます。
天然素材だから必ず安全、環境に配慮しているから必ず体にやさしい――というように、単純に決めつけるのではなく、その素材がどのようなものなのか、どのような特徴があるのかを知ったうえで選ぶことが大切なのではないでしょうか。
精油も、植物が持つ香りや成分を楽しむことができるものですが、濃縮された植物成分だからこそ、正しい知識を持って使うことが大切です。
そして、私たちが毎日身につけたり、肌に触れたりするものも同じです。
お風呂上がりに肌を包むバスローブは、素肌に直接触れるものだからこそ、素材のやわらかさや吸水性、肌ざわりなどを大切にして選びたいもの。
今治産のタオル生地を使ったslouch&chicのバスローブも、毎日の暮らしの中で心地よく使っていただけるよう、素材選びからこだわっています。
お風呂上がりに、やさしい肌ざわりのバスローブを身にまとい、お気に入りの香りを楽しみながら、ゆっくりと過ごす。
そんな小さな心地よさを積み重ねることも、体と自然を大切にする暮らしの一つなのかもしれません。
素材を知ること。正しく使うこと。そして、自分にとって心地よいものを選ぶこと。
slouch&chicでは、これからもそんな暮らしに寄り添うものをお届けしていきたいと思います。
※本記事は2026年8月31日に内容を最新情報に更新(編集・追記)しました。



