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梅雨時の洗濯と乾燥~菌対策をしながら、無理のないお手入れを~

湿度の高いこの季節は、雨や曇りの日が続き、洗濯物がなかなか乾かない時期です。
部屋干しをする機会が増えると、「なんとなく洗濯物が臭う」「タオルやバスローブの生乾き臭が気になる」と感じたことはありませんか?
このニオイの主な原因は、洗濯後に繊維に残った水分によって、生乾き臭の原因となる菌が繁殖しやすくなります。特に毎日肌に触れるタオルやバスローブは、お風呂上がりに気持ちよく使いたいからこそ、清潔に保ちたいものです。
実は、洗濯や干し方を少し工夫するだけで、生乾きのニオイは予防しやすくなります。
今回は、梅雨時でもタオルやバスローブを気持ちよく使うために知っておきたい「ニオイの原因」と「上手な洗濯・乾燥のポイント」をご紹介します。
ニオイの原因となる菌について
洗濯物を部屋干しした際に発生する「生乾きのニオイ」は、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
2008年9月、花王株式会社は「室内干しで発生しやすい洗濯物の生乾きのニオイには、皮膚常在菌が関与している」という研究結果を発表しました。
洗濯物に残った皮脂やたんぱく質などの汚れを栄養源として、皮膚常在菌の一種である表皮ブドウ球菌などが増殖し、その過程でニオイ物質が発生することが明らかになっています。
皮膚常在菌は、その名のとおり私たちの皮膚に存在する微生物です。皮膚を弱酸性に保ち、病原菌の増殖を抑えるなど、健康な皮膚環境を維持するために大切な役割も担っています。
さらに2011年5月には、「洗濯後に発生する衣類の悪臭の原因菌」に関する研究結果が発表されました。
その研究では、洗濯後の衣類から発生する悪臭の主成分「4-メチル-3-ヘキセン酸」の生成には、モラクセラ菌と呼ばれる細菌が深く関わっていることが明らかになりました。また、この菌は家庭内のさまざまな場所にも存在しており、生乾き臭を防ぐためには、この菌をできるだけ増やさないことが大切と考えられています。
モラクセラ菌も皮膚常在菌の一種で、人や動物の口腔や上気道などにも存在する、ごく身近な細菌です。
私たちの身の回りの菌は、健康を維持するために欠かせない存在でもあります。そのため、すべての菌を取り除こうとする必要はありません。
大切なのは、生乾き臭の原因となる菌が繁殖しにくい環境をつくることです。洗濯や乾燥の方法を少し工夫するだけでも、気になるニオイの予防につながります。
菌対策をしながら、無理のない洗濯と乾燥を
部屋干しや生乾きのニオイを防ぐためには、菌を増やさない環境をつくることが大切です。
そのためには、汚れをしっかり落とし、洗濯後はできるだけ短時間で乾かすことがポイントになります。
洗濯機に衣類を詰め込みすぎず、干すときも風が通るように間隔をあけるのが理想ですが、ご家族が多いご家庭では洗濯回数が増えてしまったり、住宅事情によって十分な干し場所を確保できなかったりと、思うようにいかないこともあります。
そのような場合は、ご自身の生活スタイルに合わせて工夫を取り入れてみましょう。
・漂白剤入りの洗剤や抗菌効果のある洗剤・柔軟剤を取り入れる
・脱水時間を少し長めにして乾燥時間を短縮する
・洗濯物の間隔をあけて干す
・乾燥機や除湿機、サーキュレーターなどを活用する
一方で、こうした方法にもデメリットがあります。
敏感肌の方は、漂白剤や抗菌成分が気になることもありますし、脱水時間を長くするとシワが増えてアイロンが必要になることもあります。また、乾燥機や除湿機は電気代が気になるという方もいらっしゃるでしょう。
大切なのは、「これが正解」という方法を選ぶことではなく、ご自身の暮らしや肌質に合った方法を見つけることです。
除菌・消臭スプレーを上手に活用する
2008年9月に花王株式会社が発表した研究では、植物由来の除菌成分を含む除菌・消臭スプレーを使用することで、生乾き臭の発生を抑える効果が確認されています。
特に、厚みがあり乾きにくいバスローブやタオル、ベッドリネンなどは、乾燥まで時間がかかるため、このようなアイテムを補助的に取り入れるのも一つの方法です。
最近では、天然由来成分を使用した除菌・消臭スプレーも販売されており、香りや成分にこだわって選ぶ楽しみもあります。
市販品を使わずに試してみたい方は、精油・無水エタノール・精製水を使ってルームスプレーや衣類用スプレーを作る方法もあります。ただし、精油は種類によって肌への刺激や素材との相性が異なるため、使用する際は注意事項を確認し、肌に直接触れるものへの使用は十分ご注意ください。
毎日肌に触れるタオルやバスローブだからこそ、乾燥方法だけでなく、肌へのやさしさにも配慮しながら、心地よく使い続けられるお手入れを心がけたいですね。
天然素材のタオルは、お手入れもやさしく
部屋干しのニオイ対策として、抗菌剤や香りの強い柔軟剤を使う方も増えています。しかし、綿100%のタオルは柔軟剤を使いすぎると吸水性が低下し、パイルが寝てしまうことがあります。今治生地をはじめとする天然素材のタオルは、洗剤を適量使用し、しっかりすすぎ、十分に乾かすことが、風合いを長く保つポイントです。
必要に応じて除湿機や乾燥機を上手に取り入れながら、ご自身の生活スタイルに合った方法を選びましょう。
バスローブや厚手のタオルは特に乾燥を意識しましょう

バスローブや厚手のタオルは、水分をたっぷり吸収するため、乾くまでに時間がかかります。
特に今治生地は、優れた吸水性が魅力である一方、その分、水分も多く含みます。
湿度の高い季節は、風を通しながら乾かしたり、必要に応じて乾燥機・除湿機・サーキュレーターを活用したりすることで、生乾き臭を防ぎやすくなります。
厚手のタオルやバスローブは、吸水性が高い分、水分もたっぷり含みます。
今治生地は優れた吸水性が魅力ですが、その分、湿度の高い季節は乾燥に時間がかかることがあります。だからこそ、風を通しながら乾かすことや、必要に応じて乾燥機・除湿機・サーキュレーターを上手に取り入れることが、生乾き臭を防ぐポイントになります。
また、乾燥機を使用する場合は、製品の洗濯表示を確認し、過度な高温乾燥を避けることで、風合いや吸水性をより長く保つことができます。
毎日肌に触れるものだからこそ、しっかり乾かして清潔に保ちたいですね。
まとめ
梅雨の洗濯で大切なのは、「できるだけ早く乾かすこと」。
・洗濯物を詰め込みすぎない
・脱水をしっかり行う
・風通しを良くする
・部屋干しには風を活用する
ほんの少しの工夫で、生乾きのニオイはぐっと防ぎやすくなります。
お気に入りのタオルやバスローブを長く心地よく使うためにも、この季節のお手入れをぜひ見直してみてください。
梅雨の季節にもおすすめ。最高の軽さとシルクのような光沢。わた音シルキーローブ

「わた音」は、シルクのような光沢となめらかな肌ざわりが魅力の、薄くて軽い今治生地のバスローブです。
衿付きタイプでも約400g※と軽量で、お風呂上がりも軽やかな着心地。
薄手で乾きやすいため、湿度の高い梅雨時のお洗濯でも扱いやすく、毎日気軽にお使いいただけます。
肌ざわりの良さはもちろん、お手入れのしやすさにもこだわった一枚です。
※重量はサイズにより異なります。
※本記事は2026年7月13日に内容を編集・追記しました。









