- コラム
- 正しい洗濯頻度は?バスローブ専門店が伝授!選び方のコツも教えます
正しい洗濯頻度は?バスローブ専門店が伝授!選び方のコツも教えます
バスローブは、羽織るだけで水気を吸水してくれるため、お風呂上がり1番にフェイス・ボディケアをしたい方や、お子さんのケアで忙しいママ(パパ)に、大変役立つアイテムです。
ですが、日常使いするには「分厚くて洗濯が大変そう」「乾きにくそう」「洗濯の頻度は?」など、このようなお悩みをお持ちの方が多いようです。
この記事では、バスローブ専門店を運営する”slouch&chic”が、バスローブの日々のお手入れ方法と、ワンオペママにおすすめのバスローブについてご紹介します。
バスローブのお手入れ方法
ここからはバスローブのお手入れ方法について解説します。
バスローブの洗濯頻度ってどれくらい?
バスローブの洗濯頻度については、普段お使いのバスタオルと同様のお手入れ方法で良いかと思います。特に天候が悪い日や湿度が高い気候の際には、しっかりと乾いた状態で管理をすると気持ちよくお使いいただけます。
バスローブはバスタオルに比べ面積が大きいので、洗濯機に入れるとかさ張ったり、洗い替え用を持っていないと翌日使用できないなど、毎回洗濯することを躊躇する方もいますよね。
なるべく清潔な状態で置いておくには、下記の方法がオススメです。
細菌を増やさない、着用後の管理方法
- 首元にある”吊り紐”をフックにかけて干す
- 小さめのハンガーを使用する
洗濯ネットに入れて破損回避!
バスローブは袖や肩の縫い目部分の強度が弱いので、万が一他の衣類とからまった状態で無理に引っ張ってしまうと、破損してしまう可能性があります。リスクを避けるために、他の衣類といっしょに洗濯する際は、大きめの洗濯ネットに入れて洗うことを推奨します。
また十分な水量で、ゆったりと洗濯機の中で動くことで汚れが溶け出るので、洗濯物は詰め込みすぎないよう注意が必要です。
当店では、バスローブが入るサイズの地球にやさしい「綿100%の洗濯ネット」の販売をしております。
柔軟剤はバスローブ本来の吸水性を奪う
バスローブは柔らかい方が、着心地も良いので洗濯時に柔軟剤を入れたくなりますよね。しかし柔軟剤を使用すると、ふわふわとして香りが良い反面、繊維がコーティングされるため水を弾きやすくなり、吸水性が低下してしまいます。さらに濡れることで乾きにくくもなり、バスローブの寿命を縮めることに。なので毎回の使用は避け、肌触りがゴワゴワしてきたと感じてから使用するようにしましょう。
乾燥機の使用は控えめに
弊社でも乾燥機を使用し、バスローブの傷みについて※検証したことがあります。使用せずに乾かしたものに比べ、生地のヨレやごわつきを感じました。乾燥機の性能や、バスローブの素材によって変化は異なるかと思いますが、一度傷んでしまった生地は戻すことができないので、そうなる前に可能な限り乾燥機に頼らない方法をオススメします。
※検証内容について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
バスローブをふわふわを長持ちさせたい方に必見です!洗濯と乾燥について
天気の良い日は、風通しの良い日陰に干しましょう。曇りや雨で乾きにくい日には、室内でピンチハンガーにバスローブを蛇腹に干し、扇風機をタイマー設定して回すことで効率的に素早く乾かすことができます。
バスローブの干し方について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
バスローブをふわふわを長持ちさせたい方に必見です!洗濯と乾燥について
基本的なバスローブの使い方
先述した通り、バスローブは羽織るだけで水を吸水してくれるアイテムです。お風呂上がりに足元だけタオルで拭き、体が濡れたまま使用しましょう。しっかりと前を重ねて、体に密着させるように腰紐で結べばOKです。
髪の毛はフードがついたバスローブであれば、頭をすっぽり覆うことができますし、フードがなければ、タオルやターバンを巻いて後ほど乾かすと良いですね。
またバスローブが乾いている時には、ガウンやカーディガンの代わりとして使用することができるのでお家でのリラックスタイムに大変重宝されます。
速乾バスローブはワンオペママの味方!?
小さなお子さまがいるママにとって、お風呂は時間と気力の勝負ですよね。入浴後のママは自分のケアは後回しなので、子供のお着替えや授乳が終わった頃には、身体は冷え、乾燥しきっているなんてことも。そんなワンオペママの味方になってくれるのがバスローブなんです。
①体を保湿・保温してくれる
通常入浴で得られた肌水分は、入浴後5分の間に蒸発してしまいます。バスローブを羽織れば、肌についた水分の蒸発を防ぎ、クリームの代わりとなって保湿してくれます。さらに、パイル生地(タオル地)はループ部分に空気の層ができることで保温の効果もあり、ママも湯冷めする心配がありません。
②子どもの元にすぐに駆けつけられる
濡れた体にすぐに羽織ることができるので、子どもが泣いた時にもすぐに駆けつけることができます。またお風呂上がりに水分補給を必要とする赤ちゃんの授乳も、バスローブを一枚着ておけばママの体を冷やすことなく、行うことができるので一石二鳥です。
ワンオペママ向けの記事は、こちらをご覧ください。
ワンオペママ必見!バスローブ専門店が正しい使い方・選び方をご紹介します
速乾性のあるバスローブ
毎日使用するバスローブは、なるべくお手入れが楽ちんなものを選びたいですよね。特に湿度の高い日本では早く乾くといわれている、”速乾性”のあるバスローブが人気です。
販売されている物で、速乾性があり安価なバスローブは”マイクロファイバー”素材のものでしょう。具体的にどういった物なのかご紹介します。
- 繊維 :ポリエステル、ナイロン
- メリット :安価、速乾、吸水性が高い、肌触りが良い
- デメリット :耐久性が低い、生乾きのニオイがつきやすい
石川県消費生活支援センターが行った、2種類のタオル(綿100%とマイクロファイバー)を比較した調査によると、マイクロファイバー素材のタオルは、綿よりも乾燥時間が短い傾向にあるようです。またマイクロファイバーのメリットとして謳われる吸水性については、綿と比べて大きな差はないと記載されています。
最近ではネット通販でも、速乾性のあるリーズナブルなバスローブが多く販売されており、デザインの種類も豊富です。バスローブ初心者の方も手を取りやすいアイテムですので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
このように安価&速乾が叶うマイクロファイバー製のバスローブですが、手にとる前にママにこそ知っておいて欲しい事柄があります。
未来のために天然繊維のバスローブを
先ほどご紹介した、マイクロファイバーなどに使用される”ポリエステル”や”ナイロン”は、合成繊維です。このような化学的に作られた物質は、便利なため私たちにとって欠かせないものとなっていますが、その反面、環境と人体に悪影響があることをご存じでしょうか。
海へ流れ出る合成繊維
画像引用元:【9月23日まで無料公開】洗濯が海洋プラスチックごみ問題に起因 流出を防ぐには?【海の危機、私たちはどう動く?】
海洋プラスチックごみの問題の要因の一つに洗濯があります。合成繊維は洗濯する度に、繊維ごみ(マイクロファイバー)が下水から海へと放出され、マイクロプラスチックとなって海に漂い続けています。一旦放出された繊維ごみの回収は不可能とされており、これを海に住む生き物たちが食べ、私たちの食卓にも…という社会問題があります。
マイクロプラスチックは汚染物質が付着しやすく、海中に漂っている間に汚染されています。プランクトンやサンゴ等の小さな生物は、汚染されたマイクロプラスチックを好んで食べ、これを起因に死ぬこともあるようで、洗濯からこのような反作用が起きているとは想像もしませんよね。
合成繊維によるごみ問題について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
マイクロプラスチックが環境と人体に及ぼす影響
地球に還る天然繊維100%のバスローブ
近年、日本でもSDGsの観点からプラスチックの使用について関心が高まっています。
ショッピングバックの使用やストローの素材変更など、生活の中で私たちが環境のためにできる事は多くあります。着用する衣服についても同様に、素材の配慮などできると良いですね。
バスローブ専門店を運営する私ども(slouch&chic)は、”環境”と”肌への負担”を可能な限り配慮したバスローブを販売しています。
薄くて軽い 今治産わた音シルキーローブ
わた音はシルクのような光沢と、薄くて軽い柔らかな生地が特徴です。
通常、タオルは水分を含み重くなりますが、重さは一般的なバスローブの半分程なので、お風呂上りでも軽やかで、着る方にもストレスフリーなアイテムです。
まとめ
この記事では、バスローブのお手入れ方法と、ママに役立てていただける活用法をご紹介しました。
- 洗濯は可能であれば、使用ごとに
- 洗濯ネットに入れて洗う
- 柔軟剤はごわつきを感じたら使用する
- 乾燥機の使用は控えめに
小さなお子様がいるママに、バスローブは救世主です!ママだけでなく、お子様用のバスローブも人気が高く、出産祝いなどで贈る方も多いアイテムです。選ばれる際には、満足のいくものを選び、長く愛用いただけると幸いです。