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コラム
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お手入れ
2023.05.26

バスローブをふわふわを長持ちさせたい方に必見です!洗濯と乾燥について

バスローブをふわふわを長持ちさせたい方に必見です!洗濯と乾燥について

新品のバスローブのフワフワ感と吸水力。使い始めて数か月、ゴワゴワしてきたり、吸水性が落ちてきたり、匂いがしたりと、こんなはずじゃなかった!と思いませんか?
ふんわり柔らかいバスローブをなるべく長く維持する方法を、バスローブを販売して10年以上のslouch&chicがお伝えします。

洗濯方法

バスローブのお洗濯方法は基本的にタオルと同じと考えて頂いて大丈夫です。

タオルなどの洗濯では、十分な水量で、ゆったりと洗濯機の中で動くことで、汚れが溶け出ます。すすぎの際には洗剤で溶かしだされた汚れを含んだ水をたっぷりな水ですすぐことが重要です。

・たっぷりの水で洗う

・洗濯物を詰め込みすぎない

以上の2点がポイントになりますが、1点注意事項があります。

バスローブは袖や肩の縫い目がある部分がとても弱いので、大き目の洗濯ネットに入れて洗濯機に入れることを推奨しています。なぜなら、他の洗濯物と絡まったり、引っ掛けたりすると破損の原因になります。特に、洗濯機から取り出す時に他の物と絡まったまま引っ張り出すと裂けてしまうことも・・・。

バスローブ1着のみで洗濯するという事であれば、他の洗濯物に絡まったり、引っ掛けたりという事がありませんので、洗濯ネットに入れなくても問題ないかとは思いますが、他の物と洗濯する時は必ず洗濯ネットを使いましょう。

洗濯洗剤の選び方

バスローブ(タオル製品)を洗う時に使用する洗剤・柔軟剤をどれにすればよいのかと迷いませんか?

・環境のこと

・肌に優しいこと

・タオルが傷まないこと(柔らかさを維持できる)

・コスパが良いこと

などを考えてお選びかと思います。

まず、洗剤には、石けん洗剤合成洗剤があります。

石けん洗剤の方が歴史が古く、原料が違います。

起源原料
石けん洗剤石けん洗剤は紀元前3000年位に出来ていて、16世紀頃の裕福層で使わており、庶民がつかえるようになったのは、明治時代後半です。 天然油脂・脂肪酸
(牛脂・パーム油・米ぬか油など)
合成洗剤合成洗剤は第一次世界大戦中のドイツで開発されました。日本では、昭和初期に販売されるようになりました。 石油や天然油脂

どちらも界面活性剤の一種です。界面活性剤って具体的にどのようなものかというと、水と油など本来混ざり合わない物質の境界に作用して構造を変化させ、混ざり合うようにする物質のこと。つまり、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをすることだそうです。

バスローブ(タオル製品)に適した洗剤はどちら?

検索してみると、液体の石けん洗剤をおススメしているタオル会社さんが多いようです。

合成洗剤は泥や油などしつこい汚れを落としてくれますが、洗う力が強すぎて、綿本来が持っている脂分まで洗い落としてしまうそうです。すると、ゴワゴワと肌触りが悪くなるので、柔らかさを出す為に柔軟剤を使いたくなりますね。ですが、柔軟剤を使うとタオル本来の吸水性が落ちたり、繊維が抜けてしまうことがあるので、毎回柔軟剤を使うのはおススメできない・・・。もしくは、柔軟剤を使用し続け、吸水性が落ちてきたら煮洗いをすると柔軟剤の成分を落とすことが出来、タオル製品が復活するということですが、繊維はすでに抜け落ちているかもしれません。そしてなによりも大変なのは、バスタオルやバスローブなどが入る大きな鍋が必要になり、沸騰したお湯につけたバスローブを脱水の為に洗濯機のある場所まで移動する作業にやけどなどの危険が伴います。煮洗いをする方は気を付けて行って下さいね。

※合成洗剤には沢山の種類がありますので、選ぶ洗剤にもよると思いますのご注意下さい。

一方で石けん洗剤には、水中にあるカルシウム、マグネシウム等を取り除く成分が入っておらず、洗濯を重ねるにつれ、ゴワゴワとしていきます。また、すすぎが不十分であったり、質の良くない石けん洗剤は、石けんカスがタオルに残ることもあり、ゴワゴワになる原因にもなります。ですが、石けん洗剤はグリセリン(天然のうるおい成分)が含まれているので、柔軟剤要らずなんだそうです。すると、たっぷりの水質の良い石けん洗剤を適量使用し、十分にすすぐ事でお気に入りのタオル製品の質を落とさずに長く使うことが出来ます。

このような結果から、タオル会社さんでは石けん洗剤をおススメしているように思います。

環境への影響

環境のことを考えて、石けん洗剤を使っているという方も多いと思います。ですが、一概に石けん洗剤が環境に優しいかといえばそうとも言えないようです。

・石けん洗剤

石けんカスとなり、魚のエサとなったり、微生物によって水と炭酸ガス分解されます。よって、合成洗剤よりは環境に優しいと言えます。ですが、石けん洗剤は1回の使用量が合成洗剤よりも多くなり、水環境への有機汚濁性(有機物が水環境を汚濁すること)は高くなるのです。

※有機汚濁性のながれ

微生物が有機物を分解

分解にはたくさんの酸素が必要

水中の酸素濃度が低くなる

水中の生き物は酸欠になる

水中の生物が住みにくい環境になる

合成洗剤

以前、簡単に分解が出来なかった為に泡公害、合成化合物リンが富栄養化(※)を引き起こしていました。現在では、界面活性剤が分解されやすくなり、下水処理能力が向上した為90%以上の有機物と界面活性剤を除去できるようになりました。ですが、100%除去できるわけではないので、魚のエラが傷ついたり、酸素不足になる為、まだまだ課題だらけです。洗濯後の下水にはマイクロプラスチック流出の問題もありますし、下水処理の更なる向上を願います。

※海水や川の水にふくまれる栄養分が自然の状態より増えすぎてしまうことです。洗剤や農薬、肥料などにふくまれるちっ素やリンは、植物やプランクトンの栄養になります。

環境への影響を考えると、どちらが良いと決めつけることは出来ませんね。なるべく、洗剤の使う量、洗濯の回数が多くならないように心がける必要がありそうです。

人への影響は?

石けん洗剤は、原料が天然油脂であることや、ミネラルと結びつくと石鹸カスになって分解されることから、人の健康面に悪い影響はあたえないとされています。

合成洗剤は、洗剤の毒性という意味では害を及ぼさないとしています。

界面活性剤が皮膚の炎症やアトピー性皮膚炎を引き起こす原因とされているようですが、界面活性剤の成分が皮膚から浸透するといったことではなく、油を浮かせて流す為必要な皮脂まで落としてしまうのです。健康な肌の場合にはすぐに皮脂を取り戻す力がありますが、健康でない場合には乾燥したままの状態となります。皮脂が戻ってこないと、皮膚炎が悪化してしまいます。この界面活性剤は石けん洗剤、合成洗剤どちらにもあり、合成洗剤の方が洗浄力が強いこともあり、お肌が敏感な方は石けん洗剤を選ぶ方が多いようです。※成分をよく調べてご自分の肌と合うものをお選び下さい。

洗剤においては、合成洗剤でも石けん洗剤でも、体内に蓄積したりして人体に害をおよぼす可能性がないかも調べた結果、界面活性剤は通常の使用方法では、人体へどの害もおよぼさないと結論づけられたそうです。

干し方

そこで、ピンチハンガーを使って干すことをおススメします。

逆さにして、裾からたるみのないように細かく洗濯バサミで留めます。衿は身頃に重なる事がなく、袖もバンザイをするようになるので重なりません。そして、たるみなく洗濯バサミを留めれば型崩れもありません。生地も縦地(生地は縦、横と地の目がありますが、縦地にまっすぐ落ちるのは生地の性質)にぶら下がるので、負担を掛ける事がありません。

ハンガーにかけて干すと、重なる部分が多く、特に衿や脇の部分等、重なりがあるところは乾きにくくなります。そして、水を含んだタオル生地はとても重く、ハンガーで干した時に肩や袖山だけで、水を含んで重たくなったバスローブを支えるのはかなり負担になります。

ピンチハンガーで蛇腹に干す方が、乾きも早く、重さの負担も分散され生地が傷む事が軽減され、サーキュレーターや扇風機等で風をあてると更に乾くのが早いので、梅雨時もストレスなくお洗濯ができます。

乾燥機は使える?

梅雨時のお洗濯、どうされていますか。なかなか乾かず、乾燥機に頼りたくなりますね。そこで、当店のスタッフがやみつきバスローブをドラム式洗濯機で試してみました。

そこで、実際にスタッフがやみつきバスローブをドラム式洗濯機にて、洗いから乾燥までを2回行ってみました。

他の衣類と一緒なので、バスローブはネットに入れてドラム式洗濯機に投入。

乾燥の前に入る前にネットから取り出し、2時間乾燥。

衿など重なりが多い部分は半乾きの状態で、風通しの良い日陰で干して乾かしました。

下記写真は以上の工程を、2回行ったものです。(※撮影環境が違う為、色が違ってみえます)

やみつきバスローブは表面にシャーリング加工がしてありますのでループ状には見えません。

新品はフワフワとした感じが写真でも十分にわかると思います。ですが、1回目はさほど変化がないように見えますが、2回目はなんとなくパサついているように見えます。触った感じですが、1回目よりも少しだけゴワついていました。ですが、固いという程ではありません。生地の傷みという意味では、もう少し回数を重ねないとわかりません。※今後もこちらは更新していきたいと思います。

乾燥機を使用してみて、毎回は難しいと感じました。電気代がかかる心配が一番ですが、パサついているような気がします。ですが、梅雨時などは、ある程度乾いたら部屋干しでサーキュレーターを回すなど工夫してながら使えると思います。脱水した状態から干すよりは、大分早く乾きます。場所を取る、バスローブやバスタオルは乾燥機と併用しながら乾かすのも一つの手ですね。

※乾燥機の使い方、バスタオルに適した方法を選んでお使い下さい。

注意事項

基本的には、当店の商品は下記のように、タンブラー乾燥の使用を禁止の洗濯表示を付けさせて頂いております。

ですが、乾燥機を使って乾燥もできます。乾燥機を使うと縮んだり、生地の傷みが早くなる可能性などがありますので、ご自身で良く考えてからご使用して下さい。そして、乾燥機の取り扱い説明書をよく読んで、バスローブに適した操作方法で行って下さい。

※乾燥機使用の際のトラブルは、弊社では一切の責任を負いかねます事をご了承下さい。

保管方法

バスローブ使用後はどのようにしていますか?

一度の使用ですぐに洗濯する?

数回使用してから洗濯する?

バスタオルと同じように、いろいろな意見に分かれると思います。ただ、バスタオルは家族数人で使うので毎回洗濯するという方や、一人で使っていて2~3日に一度洗うという方も・・・

基本的には、入浴中に綺麗に体を洗った後にバスローブを使用されていますので、汚れる事は少なく、「一度の使用ですぐに洗濯しなければならない」というわけでもないと思います。

そこで、まず使用中のバスローブの保管方法が大切になります。

バスローブをタオル代わりに濡れた体に羽織る方も、乾いた体に羽織る方も、バスローブはそれなりに水分を含みます。着用後は十分に乾燥させる事が重要になります。湿ったまま放置するとカビの原因となりますので注意しましょう。

バスローブを干す際の注意事項

バスローブの構造上、肩の部分はどうしても弱い部分になりますので、ハンガーはバスローブの肩に負担が掛からないように、小さ目のハンガーをおススメします。部屋や脱衣所にフックがある方は、ぜひ吊り紐をお使い下さい。バスローブの背中心の襟ぐりには、吊り紐が付いています。その吊り紐をフックに吊るしましょう。

洗濯後の保管は、バスタオルと同じように畳んでタンス等の収納スペースに保管して下さい。なるべくふわっとした状態を保てる位にスペースに余裕を持って収納しましょう。

洗濯時の節水の工夫

バスローブ(タオル製品)を長持ちさせるには、たっぷりの水と適切な洗剤の量が重要になりますが、調味料に小麦粉、乳製品などの食品、電気、水道といったインフラまでもが値上げのこの頃。そこで、節電、節水が出来ればと工夫されている方も多いと思います。

家庭で消費されるエネルギーの四分の一は給湯にかかりますので、水よりもお湯を優先して節約することで、水道代だけでなく電気・ガスも含めての節約が可能になります。

入浴時、これから暑くなるとシャワーを使う頻度が多くなります。シャワーでお湯を使っている時、どれだけの水量が流れているかご存知ですか?

1分間に約12L

湯船にお湯をためると約200L

つまり、シャワーを17分流し続けると、湯船がいっぱいになります。家族交代でそれぞれがシャワーを使うとそれなりの量を使うことになります。ですので、シャワーをつかう時には、「流しっぱなしにしない」「節水型のヘッドに交換する」などの工夫が必要ですね。

そして、洗濯ですが、残り湯を使うというのも節水になります。ですが、入浴後のお湯なので、衛生的な観点からいくと賛否両論かと・・・

ですので、最初の洗いのみ残り湯を使い、すすぎの時は水道からするのが良いでしょう。湯船につかる時には体がキレイな状態で浸かる事、残りを移すホースはこまめに掃除することをおススメします。

まとめ

梅雨時期のお洗濯の大変さ、環境のこと、生活の節約の面を考えつつ出来ることと出来ない事は人それぞれだと思います。自分に出来る事を環境について意識しながらも快適な生活の工夫につながる情報をお届けしました。バスローブやバスタオルなどのかさばるタオル製品のお手入れは厄介だと感じている方の参考になればと思います。

商品に関するご質問や気になることがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
☎︎03-3624-7938 (平日10:00-18:00) ✉︎ shopmaster@slouch.jp お問い合わせフォーム

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