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バスローブについて
2023.10.27

肌触り選ぶ?機能性で選ぶ?タオル製品の選び方

肌触り選ぶ?機能性で選ぶ?タオル製品の選び方

タオル製品を選ぶ時、何を基準にしていますか?

柔らかさなどの肌触り?

吸水性などの機能性?

天然繊維、合成繊維などの素材感?

お値段?

使い方によっても変わってきますが、沢山種類がある中からどのように選べば良いのか迷いますよね。そこで、下記の3点をご説明し、タオル製品の選び方についてご紹介したいと思います。

・天然繊維と化学繊維

・糸の種類

・織り方の種類

天然繊維と化学繊維、どちらにも利点があります。

天然繊維と化学繊維の違いって?と、漠然としている方も多いと思います。

天然繊維は、【綿や麻のように植物から出来た植物性】と【絹やウールの動物から取れる動物性】と大きく二つに分けることが出来ます。タオル製品に使われている素材は綿が主です。他にも天然素材を繊維にして作られるレーヨンなどがあります。

化学繊維は、タオルで代表的なのは、マイクロファイバーではないでしょうか。軽くて速乾性があり肌触りが良い。これらは、ナイロンやポリエステルを原料としています。

綿がタオルに適している理由は

綿は吸水性・耐久性・肌触りと、タオルとして使う三大要素をクリアしています。繊維の形状は、扁平なリボン状で所々よじれがあり、断面は中が空洞になっています。

リボン状で天然のよじれがあるので加工しやすい繊維です。

空洞があるので、

・沢山の水分を含むことができる=吸水性が高くなる

・沢山の空気を含むことができる=保温性が上がる

というメリットがあります。

また、繊維の先端が丸みを帯びているので、ふわふわと柔らかく肌を傷つけることがありません。

以上から、タオルや肌着など、直接肌に触れるものに適した素材と言われています。

良い事だらけの綿ですが、洗濯後、乾きにくいのがデメリットです。

麻やシルクはタオルに適す?適さない?

は、吸湿性・放湿性に優れているので、タオルに適した条件のように思いますが、綿よりも強度で剛性もある為に肌触りがシャリシャリとした感じやチクチクとした感じがあります。

※麻はリネンやラミーといった種類があり特長も少し異なります。

シルクは繊維が長く滑らかで、吸水性が綿よりも1.3倍から1.5倍あると言われています。シルクは人の皮膚と同じタンパク質で出来ていて、保湿性が高く、肌に良いとされています。また、摩擦に弱い為、毛羽たち毛玉などが出来やすく、水分によるシミが出来やすいので、扱いが難しいのがデメリットです。

ウールは、綿の2倍以上の吸湿性・放湿性があり、まるで呼吸をしているかのようです。抗菌性能が働き、汗をかいた所に匂いが出にくくなります。シワになりにくく汚れにくいととても便利な素材です。

他にも動物の毛で作られた繊維アルパカ、カシミアなど種類があります。

上記のようにメリット・デメリットがありますが、それぞれの良いとこどりをしている生地が制作されています。綿糸に麻糸やシルク糸やウール糸を合わせて生地を織る事で、デメリットを回避し、メリットの相乗効果が得られるようになりました。

[綿と麻] 洗濯後の乾燥が早くなります。

[綿とウール] 吸水性、吸湿性、保温効果が高まり、抗菌・消臭効果も期待出来ます。

[綿とシルク] お手入れが簡単になり、耐久性が増し、保湿効果が上がります。

利便性抜群、マイクロファイバーは速乾性に優れています

マイクロファイバーのタオル製品は、フワフワとした肌触りと綿にも負けない吸水性があり、なによりも速乾性が大きなメリットではないでしょうか。

こちらはフェイスタオルとして吸水性のテストをした結果が表記されていました。【フェイスタオルのテスト結果について】石川県消費生活支援センターのものです。

吸水性は綿と同じ位ですが、速乾性に優れています。肌触りはやはり綿の方が良いようですが、忙しい方には早く乾くという部分が、最大のメリットになるのではないでしょうか。肌についた水分をこすらずに抑えるようにして吸水すれば肌への負担も軽減出来ます。

気を付けて頂きたいのが、化学繊維は先端が鋭い物もあるので、乳幼児や小さなお子様の柔らかい肌を傷つけることがありますので、マイクロファイバーは大人用として使いましょう。

タオル製品に使われている糸はいろいろな種類があります

タオル生地を作るには、

繊維を紡ぎ糸を作る「紡績」⇒糸を布に織る⇒染色する

という工程があります。

糸は、綿花や羊毛、蚕糸、または化学繊維のステープルなどの繊維から作られます。

【繊維をほぐす⇒繊維の方向をそろえる⇒繊維束を引き伸ばす⇒繊維束にりをかける】

上記の工程から、長い糸を作り出します。ただ糸を束ねるだけでは切れてしまうので、繊維を束ねてりをかける(ねじる)ことで強度が増します。

昔はこれらを手作業で行っていました。糸を紡ぐ姿、今でも動画などで観ることが出来ますが、技術と根気が必要な作業です。

現代では機械化されて、糸を均一の太さに作ることが出来、番手と言われる異なる太さがあります。

タオルに使われる主な糸

太めの糸が多く、1番手、10番手、20番手、100番手になるそうです。

これは、数字が大きくなるほど、細くなります。

糸の太さの目安は重さと長さで決まります。

1番手が基本となり、

840ヤード(768m)が1ポンド(453g)

10番手は10倍の

8400ヤード(7680m)で10ポンド(4530g) となっています。

単糸と双糸タンシとソウシ

双糸は単糸を2本り合わせたものになります。単糸を2本り合わせる事で、デザイン性を出し、強度(耐久性)をあげれるのが双糸です。

中空糸クウチュウシ

中空糸は一本の糸の中が空洞になっている糸です。空洞をつくる事によって、保温性・吸水性・速乾性が高い糸となります。中が空洞なのでとても軽く、保温性や吸水性を高くし、乾きの早さをプラスした素晴らしい技術の糸です。

撚糸ネンシ

撚糸は、糸をったりねじったりして作られている糸で、りをかける事で強度が増して、耐久性や質感をかえることが出来ます。強度があり、長持ちするという特徴があります。タオルにすると、ゴワゴワと感じてしまう事もあります。

強撚糸 普通糸 甘撚り糸 無撚糸
固い←————————→柔らかい

1インチ以内に何回りをかけたかで、上記のように種類が分かれます。

強撚糸はりを強くかけているので、糸が固くなります。毛羽が出にくく、しゃりっとした肌触りになり、乾きが早いのが特長ですが、保温性は下がります。

対比するのが、無撚糸ムネンシです。糸をらずに作ることで、ふわふわとした柔らかい仕上がりの糸が出来ます。肌触りが優しいのはもちろんですが、ふわっとした糸には多くの隙間が出来、空気を含む事が出来るので保温性が高く、その分吸水性も高くなります。ただ、毛羽落ちが多く耐久性は、撚糸に比べると落ち、乾くのに時間がかかります。

お手入れ方法を守れば、長く愛用できる質の良いものがありますので、吟味して下さいね。

タオルに使われる主なタオル生地には種類があります!

タオル生地の代表的な生地は、パイル・シャーリング・ワッフル・ガーゼです。

パイル

タオル製品の中では代表的な生地で、ループ状が沢山ある織り方で、ループが長いと柔らかさが出て、吸水性と保温性が高い生地になります。ループを引っ掛けてしまう、乾きにくいなどがデメリットです。ループを引っ掛けて飛び出てしまった部分は、それ以上引っ張らないようにハサミで切りましょう。

シャーリング

パイル生地のループをカットしたもので、毛足が揃い、滑らかな肌触りになります。パイル生地よりやや保温性や保湿性が落ちる事もあります。ループを引っ掛けてしまうことがなく生地を傷めにくいです。

ガーゼ生地

医療用としても使われるように、綾織や市松に織られており、何枚にも重ねることでふんわりとした優しい肌触りになります。肌への刺激が少ない為、赤ちゃんのタオルとして活用されます。

ワッフル

デコボコとした立体的な織り方で、肌に接触する部分が少なく、さらっとしているので、夏に向いている生地と言われています。吸水性と速乾性に優れています。

上記のような特長を並べて記載しましたが、生地の厚みによっても特長が変わってきますし同じ糸をつかっていても生地の織り方で肌触りが変わりますので、上記の特長とおりでない事もある事をご了承下さいませ。

生地の織り方に合わせて合う糸を使用することでメリット・デメリットが解消され、より良いタオル生地になります。

タオル製品選びのポイントは何を重視するか?です!

素材・糸・織り方を理解し、自分にとって優先したいことを決めると、タオル製品を選ぶのがより簡単になります。

例えば、

・敏感肌で肌触りと天然繊維に重視したい場合は、綿100%で甘撚りか無撚糸のパイル生地のフワフワとしたパイル地のタオル製品を選ぶ。

・濡れたタオルのべとっとした感じが苦手で早く乾くタオルが欲しい方は、ワッフルのタオル製品を選ぶと良いでしょう。

・天然繊維の物を選びたいが、洗濯が大変、乾きにくいのが困るという方には、パイル地でも薄手にすると嵩張らない上に乾きも厚手の物よりも早いですが、フワフワ感は望めません。

・バスローブを探す場合には、寒がりな方にはウールが混ざった綿素材のパイル生地をお選び頂くと、保温性と吸水性を兼ね備えているので、冬に重宝します。ガウンとしてもお使い頂けますね。

・赤ちゃんに選ぶタオル製品ならば、綿100%の3重ガーゼや6重ガーゼなどのタオル製品、または甘撚りの糸を使ったタオル製品を選びましょう。化繊のマイクロファイバーは肌の弱い赤ちゃんの肌を傷つけることがあるので避けましょう。

注意事項を踏まえれば、機能性素材の化繊のタオル製品はとても便利です。マイクロファイバーのタオルは、こすらず抑えるように水分を拭き取れば大人の肌でしたら使えるようです。敏感肌の方などは、注意してお選び下さいね。

slouch&chicのバスローブは綿100%、今治産タオル生地を使用しています。

今治産やすらぎバスローブ

パイル生地の表側をモコモコになるように加工した生地です。モコモコとした肌触りは優しく保温してくれます。また、パイルを加工によりループを引っ掛けてしまう事が少ない生地になります。

濡れた肌にそのまま羽織れば、すばやく水分を吸収、タオルで拭いた後に羽織っても、しっかり汗を吸収。どちらも水分蒸発を防いで肌を保湿してくれます。入浴後やお部屋でのやすらぎの時を過ごせるバスローブです。

今治産やみつきバスローブ

今治産の生地を使ったフワフワ・モコモコと柔らかな肌触りのバスローブ。表面はシャーリング加工がしてあり光沢がでて高級感あります。肌につく内側は、パイル生地で吸水性抜群ですので、濡れた肌に直接羽織っても良し、乾いた状態なら保温性を活かしてガウン代わりにも使えます。

思わず頬ずりしたくなる、やみつきバスローブです。

薄くて軽い 今治産わた音シルキーローブ

わた音はシルクのような光沢と薄くて軽い柔らかな生地綿100%で、アメリカ産の高級ピマコットン※を使用しています。

薄いのに柔らかい肌触りのタオルでは一番のおススメ商品です。

驚きの395g(Sサイズ)。
通常、タオルは水分を含み重くなりますが、シルキーローブは一般的なバスローブの半分の重さのため、お風呂上りでも軽やかに。また、タオル生地よりも薄いので乾くのも早いです。

※高級ピマコットンは、長い繊維のコットン品種です。主にアメリカ合衆国のカリフォルニアで栽培されている綿で平均35mm以上の超長綿です。綿の価値は綿花の繊維の長さで品質が決まりますが、世界の綿の生産の1%も満たない、とても希少なものになります。

詳しい使い方や選び方など、下記のコラムをご覧ください。⇓⇓⇓

メンズの皆様にバスローブの選び方のポイントをお教えします!

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