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バスローブの選び方のポイントをレディースの皆様にお教えします!
入浴の便利アイテム、バスローブ。素材や生地の種類、デザイン、いろいろあって悩んでしまいますね。そして、イメージが先行していることもあり本当に実用的なのか、どのように使うことができるのか、疑問が沢山あると思います。
皆様がバスローブを選ぶ時のポイントとして頂けるよう、バスローブを販売して10年以上のslouch&chicがお伝えします。
バスローブはこんなふうに使えて、便利です
バスローブは、基本的にはバスタオルの代わりとして使用します。入浴後、濡れた体にそのまま羽織り、入浴後の発汗(ほてり)が落ち着くまで約10分~15分程着用します。吸水性が良いタオルがローブの形になっていて、着る事ができる物です。
・二次発汗(ほてり)が鎮まるまで、バスローブを着ることで汗を吸収してくれます。
入浴後におこる二次発汗はご存知ですか?湯舟に浸かる時間が短い方にはわかりずらいと思いますが、夏の暑い時の入浴後にいつまでも暑いと感じ、さらっとした汗が出たことがあると思います。入浴後10分ほど(個人差があります)バスローブを着たまま過ごすことで、二次発汗が収まり、体が乾いた状態で着替え、心地よい睡眠を得られます。
※二次発汗による汗でパジャマがしっとりと濡れてしまうと湯冷めの原因になりますのでご注意下さい。
・保湿の役割をします。
入浴によって肌は一時的に水分を蓄えますが、そこに蓋をする役割を持つ皮脂膜が失われているので、何かで保護をしないとどんどん水分が蒸発して乾いた状態になってしまうのです。その時間は約5分ですが、二次発汗が収まっていないので、クリームなどを塗っても汗で流れてしまいます。そこで、バスローブが蓋の代わりとなってくれるのです。
・バスローブとガウンは別物ですが・・・
辞典で調べるとバスローブはローブ「robe」からの派生語です。どうやら属しているのはタオル類で、バスタオルの代用品としてヨーロッパの人々は考えているようです。ただ、アメリカ英語の辞書を調べると「robe」=「bathrobe」と出てくるので、国によって捉え方が違うのかもしれませんね。日本育ちの私達は、単純にバスローブ「bathrobe」は、お風呂「bath」+ローブ「robe」という組み合わせなので、ローブ「robe」の仲間と感じますが、ガウンやローブとは全く別物と考えて良いでしょう。
ですが、現代はミニマリストの時代とも言え、一つのアイテムでいろいろな使い方をしたり、自分で工夫していろいろな使い方をしてみるのも生活の知恵だと思います。そこで、乾いた状態のバスローブをガウン替わりに羽織り、室内の防寒着にしても良いと思います。夏のタオルケット替わりにもなりますね。
詳しくはこちらのコラムをご覧ください⇒ローブとガウンとバスローブの違い、その使い方は?
バスローブは様々な世代の方のお助けアイテムです
小さなお子様からご年配の方まであると便利なのがバスローブです。
・小さいお子様のいるご家庭では、入浴はかなりの重労働。じっとしていられないお子様や、小さなお子様二人同時に入浴、ワンオペママやパパの便利アイテムとなるバスローブ。先にお子様にバスローブ着せても良いですし、それぞれバスローブを着て、広くて空調が整った部屋に移動し、お肌のケアや髪を乾かすのも良いでしょう。親子が湯冷めすることなく、就寝の準備に 役立ちます。
ワンオペママ必見!バスローブ専門店が正しい使い方・選び方をご紹介します
・家族やシェアメイトなど、複数人で暮らしている方には、入浴の時間帯が重なる事もあり、ゆっくりと脱衣所で身支度が出来ないことありませんか?また夏の暑い脱衣所では、拭いても拭いても2次発汗で汗が止まらず、パジャマがしっとりすることも・・・そんな時には、バスローブを羽織り、足元を拭いて自室へ移動し、涼しい場所でゆったりと身支度が出来ます。
・入浴後にどっと疲れが出ることってないですか?のぼせるという程ではなく、その手前で少し重だるいような感じです。体調がすぐれない時や病み上がりの時など体力が落ちている時の入浴は疲れがでる事や、年齢を重ねるにつれて体力が落ちてくる事もありますね。しかし、入浴は欠かせないという方も多いと思います。体が温まりリラックス出来たり、さっぱりとリフレッシュする事が出来、質の良い睡眠を得る手助けともなります。無理をしてまで入浴をすることはおススメしませんが、短時間の湯上りで少し疲れてしまっても、バスローブを羽織り椅子のある部屋へ移動ができます。水分を補給しながらゆっくりと休憩をした後に身支度が出来るので体への負担を少なくできるお助けアイテムです。一人で入浴は出来るけど、段々と体力が衰えてきたと感じているお年寄りにもゆっくりと湯上りを過ごして頂けると思います。
コチラのコラムもご覧ください⇒入浴時に「疲労」感じたことはありませんか?
・湯上りの脱衣所は季節毎に違った室温問題があり、あまり快適な場所とは言えません。冬は浴室が温かく脱衣所が寒い、夏は湿気と温度の高さで汗が止まりません。そんな方に便利なのが、バスローブです。足元を軽く拭いて、バスローブを羽織り空調の整った部屋で寛ぎ水分補給をしましょう。入浴後の二次発汗(ほてり)が収まるまでの間、お肌や髪のお手入れをし、パジャマに着替えましょう。乾いて気持ちの良い状態で睡眠に入れます。
選び方のポイント
初めてバスローブの購入を考えている方も、すでにお持ちの方も、
・使い方と素材/生地の種類
・肌触りと着心地
・お手入れ方法
をポイントにし、サイズ感やデザインを吟味してみましょう。
使い方
まず使い方ですが、
バスタオルの替わりとして濡れたまま羽織り二次発汗(ほてり)が収まるまで着る
水分を拭いてから羽織り二次発汗(ほてり)が収まるまで着る
が主な使い方になると思います。上記は、吸水性がある素材を選びましょう。
乾いた状態でガウンやカーディガン、ブランケットなどの防寒着として、違う用途での使い方も出来ます。この場合は、保温性の高い素材を選びましょう。
素材
どんな素材と生地を選ぶのかが難しいところだと思いますので、素材と生地の種類をご説明致します。
素材 | 種類 | 特長 | メリット | デメリット |
天然繊維 | 綿(コットン)、麻、シルク、ウールなど | 吸水性がよく、肌に優しいのが特徴 | 吸水性が高く、肌触りが良い | 生地が厚いと乾きにくく、水分を含むことで縮むことがある |
合成繊維 | ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンなど | 吸水性だけでなく、速乾性もあるのが特徴 | 速乾性があり、短時間で乾く。比較的安価で販売されている | 生乾きの臭いがつきやすく、耐久性が低い |
大きく天然繊維と合成繊維と大きくわける事ができます。主にバスローブで使用されている素材の種類・特徴・メリット・デメリットです。
天然繊維は綿糸が主で、麻やウール、シルクの糸を混ぜて織った生地も増えてきました。
麻⇒通気性が良く、吸水・吸湿性に優れています。
ウール⇒吸湿性に優れ、冬は暖かく、夏は涼しい。抗菌と消臭機能があります。
シルク⇒吸湿性・放湿性に優れている。静電気が起きにくい。人の肌に近い成分で出来ているので肌に優しい。
綿100%でも十分な吸水性と保温効果が期待出来ますが、麻やシルクなら、夏がより快適に過ごせますし、ウールなら保温効果を発揮しますので冬に最適です。綿糸に麻やウール、シルクを混ぜる事で、いろいろな機能がプラスされ、より使いやすくなっているようです。
合成繊維はポリエステルの糸で作られているマイクロファイバーという生地が主になります。
繊維に凹凸があり、その隙間に水分が水を一機に吸い上げることで、抜群の吸水力を発揮します。糸一本がとても細く滑らかで肌触りが良いことも特長です。安価に入手することも出来ますが、耐久性が低いので、長く使う事を考えると、再生繊維が使用されている物や、再生利用が出来るように捨てるなど検討することも必要と思われます。
生地の種類
生地の種類は織り方の違いになりますので、肌触りでお好みを探すのが良いと思います。使っている糸や織り方によっても違いますが、ご自分でお持ちのタオルなどで試してみるのも良いでしょう。
種類 | 特長 |
パイル | フワフワとした肌触りが好きな方にオススメ |
ガーゼ | 薄くて軽い物が好きな方にオススメ。薄手の物もあり、夏にも利用できる。 |
ワッフル | さらっとした着心地が好きな方にオススメ。薄手もあり、夏にも利用できる。 |
パイル地は毛足の長さ、糸の撚り方(糸をねじり合わせること)、加工(「シャーリング」などループを切り落としている事)で触りごごちが違く感じることも・・・。また、ワッフルは織り柄が小さかったり大きかったりで柔らかさも違うことがありますので、触ってみないとわからないというところが難しいですね。
デザイン
バスローブのデザインそう多くはありませんが、衿や袖の違いがあります。
大きく分けると
・ショールカラー(数多く見られる王道バスローブではないでしょうか)
・フード付き(フード付きは髪も拭けるので人気デザインですね)
・衿無し(シンプルなデザイン)
の3点です。
メリット | デメリット | |
ショールカラー | 衿があり、首元が温かく冷えない | 夏は暑く感じるかも。洗濯後、干すのに工夫が必要。 |
フード付き | 髪も拭けて一石二鳥 | 洗濯後、干すのに工夫が必要。 |
衿無し | 衿の重なりが少ないので、乾きが早い | 首元に重なりが少ないので、防寒には向かない。 |
そして、
・ラングランスリーブ (カジュアルなイメージ)
・セットイン (上品なイメージ)
の2通りの袖のデザインがあります。
図のように肩の部分の接ぎ線が違うラインになっています。
洋服と違って、バスローブは比較的にゆったりとしたサイズ感なので、デザインによる着心地は、あまり変わりはないと思います。あえて比較するならば、ラグランスリーブの方が腕周りにゆとりがある事が多いです。
※他にも凝ったデザインのバスローブもありますが、今回は多く販売されているデザインを上げてみました。
サイズの選び方
バスローブは、お店によってサイズ感が違いますが、比較的にゆったりとしたデザインが多く男女兼用ユニセックスで作られています。店頭で購入の場合は試着出来ますが、オンラインでの購入の場合は悩みますね。その際は、平置きでのサイズ表記があると思いますので、よく確認して購入しましょう。普段から着ている物と比較してみると良いでしょう。
当店では、お持ちのコートと比べる事をおススメしています。コートの肩幅や身幅、着丈を参考にサイズ表と比べてみましょう。なぜ、アウターなのかというとゆったりしている身幅感と丈の長さがわかりやすいのでは?と、考えております。
ご自分の肩幅、胸囲もしくは胴囲の中で一番大きい部位の大きさを基準にして考えましょう。バスローブには打ち合わせが付いていますので、平置きの身幅プラス重なり分があるとお考え下さい。
右のサイズ表は、当店の定番商品やすらぎバスローブを平置きで測ったサイズとなります。右上の図のように身幅(胸囲と胴囲が含まれます)、裾幅とありますので比べる衣服も平らに置いて測ってみましょう。実際の体のサイズではないのでご注意下さいね。
例えば、
9号サイズで体の実寸が、胸囲(バスト)が83cm、胴囲(ウエスト)が64cmの方だとします。
右の表にあるSサイズで考えてみましょう。
表では、身幅が54cmは小さい!着れないと勘違いされる方もいるかもしれませんが、
身幅は平置きで計測していますので、
Sサイズの身幅54cm×2=108cmになります。
Sサイズの身幅108cm-9号バスト83cm=25cmのゆとりがあるという事になります。
平置きでの計測となっている場合の身幅は×2をすると1周の大きさがわかります。
ここでのポイントはお持ちの洋服と比べて測る場合には、平置きの寸法のまま比べる事ができます。しかし、ご自身の体のサイズで計測する場合には胸囲、胴囲は×2をして検討しましょう。※お店によってサイズは異なりますので、必ず確認して購入しましょう。
思うような丈の長さに出会えないという方に必見です!
slouch&chicでは、セミーオーダーというシステムがございます。
サイズは4サイズありますが、身幅に合わせると、着丈が長かったり、短ったりと思うようなサイズが無い場合も安心してご注文頂けます。
身幅や肩幅は、Sサイズでピッタリだけど着丈をもう少し長くしたい、脚はなるべく見えない長さにしたいという方には、
Sサイズで着丈+20cmとお選び頂くことが出来ます。
また、Mサイズで丈を10cm短くなど、お好みの着丈をオーダー出来るのです。
この場合は、ご自分の合う身幅をお選び頂き、丈をプラスするのか、マイナスするのかお選び頂きます。バスローブに軽さを求めるのであれば、丈は短い方が軽くなりますので、お年を召した方など重さを気にされる方もご検討頂ければと思います。
また、下記注意事項をご確認の上、ご注文下さいませ。不明な点がございましたら、お問い合わせください。☎︎03-3624-7938 (平日10:00-18:00) ✉︎ shopmaster@slouch.jp お問い合わせフォーム
※セミオーダーでのご注文は、代金引換はご利用いただけません。銀行振込、クレジットカード決済のみ前払い対応となります。
※この商品は、受注生産のため通常、お届けまで2週間から1か月程かかります。長期休暇や、在庫状況によって、遅れが出ることもございます事をご了承下さい。お急ぎのお客様はお問い合わせ下さい。
※セミオーダーメイド商品のため、ご注文後のキャンセル・お客様都合による返品はご対応ができません。
※銀行振込でのお支払ご希望の場合はお振込み確認後に製作をはじめさせて頂きます。
※モニターの発色差やパソコン環境により実際のカラーと色差が生じる場合がございます。
※名前等の刺繍ご希望の方はお問い合わせ下さい。
※こちらから、ご連絡を差し上げお返事をお願いする事もございます。ご連絡のつくメールアドレス、お電話番号をご記入下さいませ。
洗濯方法
バスローブのお洗濯方法は基本的にタオルと同じと考えて頂いて大丈夫です。
タオルなどの洗濯では、十分な水量で、ゆったりと洗濯機の中で動くことで、汚れが溶け出ます。すすぎの際には洗剤で溶かしだされた汚れを含んだ水をたっぷりな水ですすぐことが重要です。
・たっぷりの水で洗う
・洗濯物を詰め込みすぎない
以上の2点がポイントになりますが、1点注意事項があります。
バスローブは袖や肩の縫い目がある部分がとても弱いので、大き目の洗濯ネットに入れて洗濯機に入れることを推奨しています。なぜなら、他の洗濯物と絡まったり、引っ掛けたりすると破損の原因になります。特に、洗濯機から取り出す時に他の物と絡まったまま引っ張り出すと裂けてしまうことも・・・。
バスローブ1着のみで洗濯するという事であれば、他の洗濯物に絡まったり、引っ掛けたりという事がありませんので、洗濯ネットに入れなくても問題ないかとは思いますが、他の物と洗濯する時は必ず洗濯ネットを使いましょう。
干し方
そこで、ピンチハンガーを使って干すことをおススメします。
逆さにして、裾からたるみのないように細かく洗濯バサミで留めます。衿は身頃に重なる事がなく、袖もバンザイをするようになるので重なりません。そして、たるみなく洗濯バサミを留めれば型崩れもありません。生地も縦地(生地は縦、横と地の目がありますが、縦地にまっすぐ落ちるのは生地の性質)にぶら下がるので、負担を掛ける事がありません。
ハンガーにかけて干すと、重なる部分が多く、特に衿や脇の部分等、重なりがあるところは乾きにくくなります。そして、水を含んだタオル生地はとても重く、ハンガーで干した時に肩や袖山だけで、水を含んで重たくなったバスローブを支えるのはかなり負担になります。
ピンチハンガーで蛇腹に干す方が、乾きも早く、重さの負担も分散され生地が傷む事が軽減され、サーキュレーターや扇風機等で風をあてると更に乾くのが早いので、梅雨時もストレスなくお洗濯ができます。
まとめ
便利な使い方や選ぶポイントなどご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。湯上りのバタバタや疲労感など人によって様々なお困りごとが、バスローブを生活に取り入れる事で少しでも快適にお過ごしできるようスラウチ&シックがお手伝いさせて頂きます。お気に入りの一枚をぜひ探してみて下さい。
商品に関するご質問や気になることがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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