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山形工場 バスローブが出来るまで コラム編
前回の動画「バスローブが出来るまで」公開につきまして、更に詳しい内容をコラムにしてみました。
山形と言えば、みなさん何を思い浮かべますか?やはり一番はさくらんぼの名産地でしょうか。春には、天童市桜祭りでの人間将棋、初夏のさくらんぼ、秋の芋煮会、冬の蔵王スキー場と四季折々の楽しみがありますね。
弊社の工場は、さくらんぼで有名な東根市にあり、将棋の駒で有名な天童市のすぐ近くです。のどかな田園風景の中に、弊社の工場はあります。カットソーをメインに縫製している工場ですが、slouch&chicのバスローブ等のタオル製品の製作もしています。では、早速製作風景を見てみましょう。
生地
現在、slouch&chicでは主に今治産のタオル生地を仕入れてバスローブ等を製作しています。吸水性が良く、肌触りの良い、今治タオルブランド品質基準を合格した質の良いタオル生地です。やすらぎバスローブは色も豊富で6色あります。
今治産のタオル生地の製作工程は、こちらのコラムご覧ください。今治タオルの産地を訪ねて【やすらぎシリーズの生地が出来るまで】
裁断
裁断を始めるまでに、準備があります。
放反
裁断の作業の前に、延反機を使って生地を放反します。放反とは、織り上がった生地は巻かれて納品されます。生地を巻く時に力が加わり、生地がひっぱられ伸びていることがあります。それを、元に戻す作業になります。
延反
これは、延反機です。生地は長く巻かれていますが、何枚も重ねて裁断するときに生地を重ねて同じ長さの所で裁断する機械です。下記動画のように、延反機により一人で生地を整え裁断する事ができますが、延反機が無い場合には、机を挟んで2人で作業する事になります。
パターンを配置し、写す
綺麗に生地が重なったところで、パターンを置き書き写します。
荒裁ち
小裁ち
このバンドナイフには、air tableがついています。台に付いている丸く白いツブツブから空気が出て、何枚も重なった生地の滑りが良くなり、スムーズな動きが出来、綺麗に裁断出来ます。
縫製
バスローブの縫製では沢山の工程があり、それぞれの工程毎に分かれて職人さんが縫います。まずは、ベルトやベルト通し、ポケットを作る工程から始まります。
ベルト
ポケット
※ベルト通しも先に作って、ポケットを縫い付けた身頃に縫い付けます。
袖を作る
袖は袖下と袖口を縫って、身頃につける準備をしておきます。
脇縫い
この時にネームや洗濯表示を縫い付けます。
見返しと肩を縫う
見返しと身頃を縫い合わせる
袖を身頃に縫い付ける
仕上げ
検針機にて検品をします。
まとめ
いかがでしたか?
このようにして、バスローブは作られています。今回は3人で5着を仕上げましたが、みなさん無駄な動きがなく流れるように作業が進みます。
今回はカメラが入ったり、作業の説明をして頂いたりしていたのですが、それでも手を止める事なく進み、その都度ミシンの調子を整えたりと、一度に沢山の作業をこなされていました。
熟練した技術があるから出来る作業効率の良さです。
弊社が、安心・安全な製品を自信を持って販売出来るのは、山形工場のスタッフや、生地を作って下さる生産者様のお力があってこそと思っております。
☎ 03-3624-7938 (平日10:00-18:00) ✉ shopmaster@slouch.jp