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お手入れ
2021.02.24

季節による洗濯物の乾き時間の差

季節による洗濯物の乾き時間の差

冬って乾燥しているのに、洗濯物の乾きが悪いと思いませんか?夏はジメジメと湿気が多いのに乾きが早かったりと、これは「飽和水蒸気量」が関係しています。今回は飽和水蒸気量と、干し方のコツを調べてみましたのでご覧下さい。

飽和水蒸気量

飽和水蒸気量

飽和水蒸気量とは、空気中に保持できる水分量の事を言います。
冬の乾燥している日は洗濯物がすぐに乾くイメージですが、気温が低いと日が差していても、乾くまでに時間がかかるような気がしませんか。夏はジメジメと湿気が多いですが、乾燥にかかる時間は冬よりも短いように感じます。それは、「飽和水蒸気量」が関係しています。

空気には、水分が含まれていますが、空気中に含まれる水分量は気温によって変わり、空気に水分を含める事が出来る量(飽和するまでの量)の事をいいます。気温が高ければ高い程、水分を多く含むことができ、低いと少なくなります。

右の表はウキペディアに記載されているものです。

例えば、気温25度だと、23g/㎥水分を含む事が出来ます。飽和水蒸気量が23gの時、1立方mの空気中に水蒸気が10g含まれていると 10÷23=0.43 と計算できるので湿度43%、同様に目一杯の23g含まれていれば100%で、飽和状態になるのです。と、いうことは、気温10度前後の関東地方の冬では、約9.4gの水分しか空気中に含めないので、湿度が低くても、すぐに飽和状態になってしまいます。乾燥していても空気中に水分を含める量が少ないので洗濯物の乾きが悪くなるということです。

洗濯物の乾く仕組み

さて、水分を含んだ衣類を乾かすというのは、衣類に含まれている水分を空気中に逃がすということです。水分を含んだ衣類の水分が周りの乾いた空気に移動して濡れていた衣類が乾きます。乾燥した太平洋側の日本の冬は湿度が低いですが、気温も低くので、飽和水蒸気量も低くなるんです。

部屋干しをしたことがある方は、良くわかるかと思いますが、濡れた衣類を干している周りはなんとなくしっとりした空気になっている事に気が付きませんか?このまま空気が停滞してしまうと、生乾きとなり、菌が繁殖する機会を与えてしまいます。生乾きの嫌な匂いの原因にもなります。

そこで良く言われているお洗濯の方法として、衣類を干す時には間隔を空けて、衣類がくっつかないように干すのが良いとされています。これは濡れた衣類の周り間隔がないと、空気の水分が飽和状態になってしまうからです。

そこで、風を通す事によって空気の流れを作り、「水分を沢山含んだ空気」と「まだまだ水分を含める空気」が入れ替わります。外干しの時は、風がある日はもちろんの事、空気が自然と流れていることもあり、飽和状態の空気が移動しています。ですので、部屋干しの時は、「窓を開ける」「サーキュレーターや扇風機を回す」などをして風を作りましょう。

また、消毒殺菌の為に天日干しが良いとされていますが、長時間天日にさらすと、繊維の傷みにつながり、肌触りがゴワゴワとしてしまいます。天日にさらす時間を短くして、風通しの良い日陰や室内に干すというのも有効です。

尚、短時間で乾かす事が出来れば、菌が増える事もないので、天日干しに拘る必要もないかもしれません。冬は部屋が乾燥している上に暖房器具を使い乾燥していることが多いので、部屋干しの方が、冬の寒空に干しているよりもカラっと乾くこともあります。暖房による乾燥も防げるので加湿器に頼ることなく一石二鳥ですよ。

まとめ

飽和水蒸気量を知った事で、季節ごとに洗濯を工夫できるのではないでしょうか?干す場所が少ない時には、こまめに洗濯をし、飽和状態の空気を流れるように干すなど。暖房器具、サーキュレーターや扇風機を使うのも効率的です。

もうすでに、花粉の飛散が始まっていますし、これからどんどん増えてきます。洗濯物を無理して外に干すのであれば、室内干しをおススメします。花粉の飛翔が多い時間帯がありますので、その時間を避け、部屋の空気の入れ替えをするなどの工夫をしつつ、洗濯物で潤いを得ることで、お家で過ごす時間が快適になるかもしれません。

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