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slouch&chicのコラム
タオル製品のお手入れについて~ふわふわを長持ちさせる洗濯・乾燥の基本~

パイル生地のバスローブやルームウェアのお手入れに、悩んだことはありませんか?
・洗っているのにゴワゴワする
・吸水性が落ちてきた
・毛羽落ちが気になる
実はこれらの多くは、日々の洗濯方法が原因です。タオル製品は、基本的にバスタオルと同じ扱いでOKですが、少しの工夫で「肌ざわり」や「持ち」は大きく変わります。今回は、タオル製品を長く心地よく使うための正しいお手入れ方法と注意点をご紹介します。
タオルが傷む原因とは?
まずは、よくある原因を知っておきましょう。
- 柔軟剤の使いすぎ
- 洗濯物の詰め込みすぎ
- 乾燥不足(生乾き)
- 紫外線によるダメージ
タオルは「パイル(ループ状の繊維)」が立つことで、やわらかさや吸水性が生まれています。このパイルが潰れたり、コーティングされたりすると、本来の機能が失われてしまいます。
洗剤・柔軟剤の選び方
タオルを長持ちさせるためには、洗剤選びも重要です。

- 粉石けん、または天然由来の液体洗剤がおすすめ
- 塩素系漂白剤・蛍光増白剤は避ける
- 柔軟剤はなるべく使わない
柔軟剤は繊維をコーティングして、一時的にやわらかく感じさせますが、その分、水を弾きやすくなり吸水性が低下します。
👉「ふわふわ=柔軟剤」ではなく
👉「パイルが立つ=本当のやわらかさ」です
正しい洗い方(洗濯機別)
縦型式洗濯機をご使用の方

- 水量は多めに設定し「泳がすように洗う」
- 他の衣類と洗う場合はネット使用がおすすめ
- ファスナーなどの引っかかりに注意
たっぷりの水で洗うことで、パイルへの負担を減らすことができます。
ドラム式洗濯機をご使用の方
ドラム式は「たたき洗い」のため、パイルが潰れやすい特徴があります。

- デリケートコースを使用
- 水量はできるだけ多め
- 洗濯後にタオルを振ってパイルをほぐす
👉 ドラム式のポイントは「干す前にパイルを立たせること」です
ふわふわに仕上げる乾かし方
洗濯後のひと手間で、仕上がりは大きく変わります。
- 干す前に10〜20回しっかり振る
- 風通しの良い日陰で干す
- 直射日光は長時間避ける
紫外線には抗菌効果もありますが、長時間当てると繊維が傷み、ゴワつきの原因になります。
👉「軽く日光+基本は風通しの良いところで日陰干し」が理想です。
▶お天気が悪い日の乾かし方はこちらから→季節による洗濯物の乾き時間の差とは?〜湿度と飽和水蒸気量の関係をわかりやすく解説〜
毛羽落ちについて
数回洗濯を繰り返す内にパイルが締まって、落ちなくなります。
新品のタオルや無撚糸の製品は、最初の数回は毛羽落ちが出やすいです。これは不良ではなく、素材の特性によるものです。
特に無撚糸は、糸を撚らないことでやわらかさとボリュームを生み出していますが、その分、繊維が抜けやすくなります。
洗濯を繰り返すことでパイルが締まり、次第に落ち着いていきます。
👉今治産のパイル地は、毛羽落ち(脱毛率)が、パイルで0.2%、無撚糸で0.5%と厳しい基準を定めています。
※柔軟剤の使いすぎは、毛羽落ちが長引く原因になります
よくあるNG習慣
知らずにやってしまいがちなポイントです。
- 柔軟剤を毎回使う
- 洗濯物を詰め込みすぎる
- 濡れたまま放置する
- 干す前に振らない
これらを見直すだけでも、タオルの状態は大きく変わります。
■ 正しくお手入れすることで、心地よさは長く続きます
タオルは、使い方とお手入れ次第で、その心地よさが大きく変わります。ふわふわの肌ざわりや吸水性も、日々の少しの工夫で長く保つことができます。
当店では、こうしたお手入れを前提に、長くご愛用いただけるパイル製品をお作りしています。

まとめ
タオルのお手入れは、特別なことではありません。
- 水量をしっかり使って洗う
- 柔軟剤に頼りすぎない
- 干す前にパイルを立たせる
この3つを意識するだけで、ふわふわの心地よさは長く続きます。
肌に直接触れるものだからこそ、日々の少しの工夫で、その質は変わります。
お気に入りの一枚を、ぜひ長く大切にお使いください。
※本記事は2026年4月1日に内容を最新情報に更新(編集・追記)しました。








