- コラム
- 質の良い睡眠をとるには---寝汗に潜む病気をご存知ですか?---
質の良い睡眠をとるには---寝汗に潜む病気をご存知ですか?---
毎朝スッキリとした目覚めを迎えられていますか?睡眠が短いと言われている日本人。生活の中で、十分な睡眠時間をとるのが難しいなら、せめて上質な睡眠を取りたいものですね。寝苦しくなるこれからの季節に備えて対策をしませんか。
快適な寝室環境の整え方
日々忙しい毎日を過ごす中で睡眠時間は十分にとれていますか?睡眠時間の確保が難しいならば、睡眠の質を上げる事で十分に体を休める事が出来、短時間の睡眠でも体調不良、生活習慣病などにならずに健康的に過ごしていけるのではないでしょうか。そもそも、ベストな睡眠時間は人によって違います。短時間の睡眠で健康な人は質の良い睡眠を得られているのでしょう。
下記が快適な睡眠を確保するための環境になります。
- 温度管理: 寝室の理想的な温度は18〜22度と言われています。季節に応じてエアコンやヒーターを使い、適切な温度を保ちましょう。
- 湿度管理: 適度な湿度(40〜60%)を保つことで、乾燥しすぎず、蒸し暑くならない環境を作ることができます。加湿器や除湿機を活用しましょう。
- 換気: 新鮮な空気を取り入れるために、定期的に窓を開けて換気を行います。空気の循環が良いと睡眠の質が向上します。
- 静かな環境: 騒音を遮断するために、防音カーテンや耳栓を使用することを検討しましょう。
- 暗さ: 寝室はできるだけ暗くすることが重要です。遮光カーテンを使用したり、アイマスクを着用することで、光を遮断しやすくなります。
- 快適な寝具: マットレスや枕、布団などの寝具は、個々の体に合ったものを選びましょう。特に通気性の良い素材や、体圧を分散するマットレスがおすすめです。
快適なパジャマの選び方
子供の頃には着ていたパジャマ、いつの頃からかパジャマを着なくなったという人も多いかと思いますが、着てみるととても快適だと気が付くと思います。上下に分かれているパジャマ、ワンピース型のデザイン、素材などを吟味しながら、快眠を得るために下記に注意して選びましょう。
- 素材: 吸水性と通気性の良い素材で、肌触りが良いものを選びましょう。コットンやリネン、シルクなどの天然素材が最適です。これらの素材は汗を吸収しやすく、快適な睡眠をサポートします。
- フィット感: パジャマは体を締め付けない、ゆったりとしたデザインのものを選びましょう。動きやすく、リラックスできるものが理想です。
- 季節に応じた選択:夏は軽くて通気性の良い素材のパジャマを選びましょう。例えば、リネンや薄手のコットンが適しています。冬は保温性の高い素材のパジャマを選びましょう。フランネルなどの厚手の生地で、天然繊維のコットンやウール素材がおススメです。
- 清潔さ: 人は就寝時にコップ1杯の汗をかくと言われています。パジャマは定期的に洗濯し、清潔を保ちましょう。清潔なパジャマは快適な睡眠をサポートします。
- アレルギー対策: アレルギー体質の人は、アレルゲンフリーの素材や、抗菌・防ダニ加工されたパジャマを選ぶと良いでしょう。
今は、生地に抗菌などの加工がされている生地などいろいろなものが販売されています。
加工されずとも天然の素材を生かした効果も期待出来る事はご存知ですか?素材そのものの力や植物による染色の効果など、昔ながらの知恵と工夫は環境にも人に優しい素材です。
【ウール】抗菌・防臭効果があり、現代では肌触りが良いチクチクとしない高品質なものが有り、保温性に優れていますので冬におススメです。
【藍染】昔から薬草として重宝されていた蓼という植物で染められている生地は、虫よけ・抗菌・保温効果が期待され、アトピーの方にも良いそうです!
自分に合うものを選びましょう。
わた音シルキーワンピースパジャマがおススメです!
綿100%なのに、まるでシルクのような光沢感があり、今治産のふわふわとした柔らかさ・肌触りの良さが抜群な生地。
パジャマとして使用しているスタッフが、「就寝中の汗に悩んでいましたが、快適な朝を迎えられています。」との声が!吸水した汗がべたつく事なくさらっとしているので、快眠と共に気持ちよく目覚める事ができるそうです。
その寝汗大丈夫?
部屋の温度やパジャマ選びもバッチリ!なはずなのに、寝汗が酷く、途中で目が覚めてしまう方、朝起きて、パジャマがしっとりと濡ているほどの汗をかく方はいませんか?寝汗は、一般的に温度や湿度、寝具の問題などで起こることが多いですが、持続的な大量の寝汗は特定の健康問題のサインであることがあるんです。
1. 感染症
- 結核: 特に夜間に強い寝汗が出ることで知られています。
- HIV/AIDS: 夜間の寝汗は、HIV感染の初期症状や進行したエイズの症状の一つです。
- 心内膜炎: 心臓の内膜の感染症で、発熱とともに寝汗がよく見られます。
2. ホルモンの異常
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病): 甲状腺ホルモンの過剰分泌が原因で、多汗や寝汗が見られます。
- 更年期障害: ホルモンバランスの変化により、寝汗やホットフラッシュがよく見られます。
3. がん
- リンパ腫: 特にホジキンリンパ腫で、夜間の寝汗が症状の一つとして現れることがあります。
- 白血病: 骨髄のがんで、発熱や寝汗が一般的な症状です。
4. 慢性疾患
- 糖尿病: 血糖値の変動によって寝汗が出ることがあります。特に、低血糖時に寝汗が発生することがあります。
- 睡眠時無呼吸症候群: 睡眠中に呼吸が止まることで、体がストレス反応を起こし、寝汗をかくことがあります。
5. 薬剤の副作用
- 抗うつ薬: 一部の抗うつ薬は、寝汗を引き起こすことがあります。
- 退薬症候群: アルコールや薬物の依存症からの離脱症状として寝汗が出ることがあります。
6. その他の原因
- ストレスや不安: 精神的なストレスや不安が高まると、自律神経の働きによって寝汗が出ることがあります。
- 食事: 辛い食べ物やアルコールの摂取も寝汗を引き起こすことがあります。
上記の中では、更年期障害など仕方ない原因や、無呼吸症候群は自分自身では気が付きにくい病もあります。血液検査、画像検査、ホルモン検査などから、寝汗の原因を特定する事が出来ます。
生活習慣を整えましょう
毎日の起床・3回の食事・入浴・就寝のルーティン化することで、目覚めの良さや睡眠への導入がスムーズに行えるようになります。
- 起床時に朝日を浴びることで、体が目覚め体内時計が整います。
- 朝昼晩と3回の食事を摂りましょう。夜食などを取ると胃腸が活発に消化活動する為睡眠の妨げになるので、夜ごはんは就寝の2時間~3時間前にはすませましょう。時間が遅くなってしまった場合には消化の早いものを食べましょう。
- 入浴は、睡眠の質をあげる効果を得られます!人は体温が下がるタイミングで眠くなるため、入浴によって一度体温を上げ、その後体温が下がり、寝つきやすくなります。またリラックス効果により快眠につながります。寝る2~3時間前に済ませましょう。
入浴後の二次発汗にはバスローブが便利です!入浴による体温上昇の為、体はしばらく火照り汗がでます。2時発汗が落ち着く前にパジャマを着てしまうと体が冷えすぎてしまいます。バスローブを羽織ってお肌ケアと髪を乾かす間に落ち着きますので、それからパジャマに着替えましょう。
あると便利なバスローブ!slouch&chicで購入出来ます。
まとめ
いかがでしたか?快適な寝室環境とパジャマの選び方に気を配ることで、睡眠の質は大きく向上します。年を重ねると眠りが浅くなりますが、環境を整える事で改善できることもあるかもしれませんね。また、寝汗にお悩みの方は適切な温度・湿度管理を行ってみても改善されないようでしたら、病院に行ってみましょう。