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マスクによる不調
毎年1月から4月くらいまで、花粉症やインフルエンザ対策としてマスクを着用するこの季節。今年はさらに新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、マスク着用の長期化が予想されます。そんな中で、花粉症対策でマスクが必要な方は、マスク不足でいつも使っていたお気にいりのマスクが買えなくて不便を感じている方も多いかと思います。そして、普段からマスクを必要とせずにいた方などは、不快を感じつつも長時間のマスク着用を強いられている方も多いのではないでしょうか。合わないマスク、慣れないマスクによって起こる不調を少しでも緩和出来ればと思い、今回は長時間マスクをつけることで起こる問題の改善策をお伝えしたいと思います。
毎年1月から4月くらいまで、花粉症やインフルエンザ対策としてマスクを着用するこの季節。今年はさらに新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、マスク着用の長期化が予想されます。そんな中で、花粉症対策でマスクが必要な方は、マスク不足でいつも使っていたお気にいりのマスクが買えなくて不便を感じている方も多いかと思います。そして、普段からマスクを必要とせずにいた方などは、不快を感じつつも長時間のマスク着用を強いられている方も多いのではないでしょうか。合わないマスク、慣れないマスクによって起こる不調を少しでも緩和出来ればと思い、今回は長時間マスクをつけることで起こる問題の改善策をお伝えしたいと思います。
長時間のマスク着用によって起こる不調
風邪や花粉症の感染症予防対策としてのマスク。マスクを長時間付けることによって、肌荒れ、乾燥、匂いが気になることはありませんか?特に不織布のマスクは、肌の弱い方には注意したいところです。不織布の原料は主にポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンです。コットンで作られているものありますが、主に化学繊維です。そして、一番の特徴は「繊維を織らずに絡ませて作った布」で、化学繊維の一種です。繊維あるいは糸などを織らずに、熱的、機械的、化学的作用により繊維を接着またはからみ合わせた薄いシート状の布のことをいいます。
不織布は細かい繊維が肌にこすれて刺激を与える事で、赤くなったりかゆくなったりしてしまいます。
もう一つ、長時間同じマスクをつける事によって、自分の呼吸でマスク内の湿気が高くなり、雑菌が増えてしまいます。頬や顎周りなど、マスクに触れる部分にニキビや吹き出物ができやすい方は、マスクにこもった湿気と雑菌が原因と考えられます。
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ガーゼを挟む
いろいろな工夫をされたマスクが開発・販売されています。肌触りの良いもの、蒸れにくいもの、メイクが崩れにくいものなどなど・・・。現在は、選ぶ事がなかなかできないですね。そして、なるべく一度外したマスクを再度付けないことがベストですが、マスク不足の中、替えを用意できないのが現状です。特に食事をした後に、歯磨きも出来ないまま付けたマスクは匂いがとても気になりますね。
そこで、不織布マスクの間にガーゼを挟み、外す度に取り換える事をおススメします。ガーゼは綿100%で肌触りも良く、吸水性が良いので蒸れも減少します。また、こまめに取り換える事で匂いもなくなり、衛生的です。ガーゼのの端の始末をしておければ、洗濯をして何度も使えますね。あまりおススメは出来ませんが、ガーゼを使用することによって一日一枚の不織布マスクをなんとか使えるようになります。その際は、不織布のマスクの保管方法や、菌が付着するであろう箇所は触らないように気をつけましょう。
ガーゼの作り方と装着
今回は、2パターン作りました。
ガーゼの大きさは、お使いの不織布のマスクより少し小さめにします。
マスクのプリーツが畳まれた状態で9cm×17cmだった場合に、ガーゼは9cm×12cmで作りました。
大きさはお好みで変更して下さい。
↑は、Wガーゼを2枚使い、中縫いしたものになります。
5mmの縫い代をつけ、1周縫うのですが、一か所ひっくり返すように3~4cm空けておきましょう。
角は丸くなくても大丈夫ですので、縁の始末をしましょう。
ミシンで、三つ折りステッチをしたものです。
手縫いで、三つ折りステッチでも大丈夫です。
★作るときの大きさのポイント!
不織布のマスク装着時に顔にあたる部分をカーバーできる大きさにすると良いでしょう。いつもカサカサと肌荒れしてしまう部分をカバーできる大きさ、自分の呼吸で蒸れて不快な方は鼻と口のまわりがカバー出来れば良いので、もう少し小さくても良いかもしれません。眼鏡がくもりづらくなりますので、曇り止めにも良いかもしれません。
実際作ってガーゼを挟み不織布のマスクをしていますが、Wガーゼを2枚縫い繰り返した方が、フカフカとして肌に優しい感じがしました。
手作りアロマスプレー
精油を使ってマスクをスプレーすることで、香りによるリフレッシュ効果が期待でき、抗菌作用のある精油を使うことで、匂いを抑えることも期待できます。
エタノール 5ml 精油 5~10滴 水(精製水) 45ml を混ぜます。
マスクの外側にスプレーするのが、安心でおススメです。ガーゼを挟む場合は、マスクの内側にスプレーをし、スプレーした部分が肌に触れないようにガーゼを挟むのも良いでしょう。
また精油を選ぶ時は、お好みで自分がリラックス出来る香りを選ぶ事が一番ですが、感作作用がある物もありますので、気を付けてお選び下さい。たとえば、柑橘系のベルガモット、レモン、グレープフルーツです。これらは光毒性がありますので直接顔に付かないように注意しましょう。紫外線に当たるとしみなどの皮膚の損傷原因となります。
精油を使用する際の注意事項
・原液のまま肌につけてはいけないません
・飲んではいけません
・目や傷口、粘膜に触れないようにしましょう
・妊娠中の使用はお控え下さい
・火に注意
他、体調の悪い時、持病のある方、乳幼児、幼児は専門の方にご相談頂き、注意を守ってお使い下さい。また、小さな子供は、抵抗力が弱く体重も少ないので、大人に比べ精油の影響を受けやすいと言われています。
詳しくは「(公社)日本アロマ環境協会」http://www.aromakankyo.or.jp/basics/safety/ このページを参考にして頂ければと思います。
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エタノールが手に入らない!という方へ
消毒用エタノールはもちろんのこと、無水エタノールも手に入らない状況ですね。代用品を探してみると、アルコール度数96%のスピリタスというヴォッカが代用できるようです。無色透明、無臭なので精油と混ぜることができます。アルコールが40度位のヴォッカですと、混ざらない事があるそうなので、気をつけましょう。そもそも精油は油とアルコールには混ざりますが、水とは混ざりません。精油を混ぜる時には無水エタノールと精製水を使用します。また、精油は希釈してから使用します。中には希釈せずに使える精油もありますが、使用の際には良く確認をして使いましょう。
そして、消毒用としてのアルコール飲料の使用は、エタノールなどの普及・研究等に従事する一般社団法人アルコール協会が「一定の消毒効果は見込めるが、推奨はできない」とあります。ですが、エアーフレッシュナーとして、精油を混ぜるために使う事は、アロマセラピストの方々もおススメしています。消毒効果を期待することはできませんが、マスク着用をより快適にするためにアルコール飲料を使用することも問題ないようです。
まとめ
さて、市場はWガーゼも、医療用のガーゼ、エタノールなどの消毒液もなかなか手に入りにくいようです。そんな中で一工夫として、ガーゼのハンカチや、薄手の綿タオルなどを利用してみても良いのかもしれません。また、使い古して柔らかくなった「さらし」や「日本手ぬぐい」なども良いでしょう。素材の特質として、綿は吸水性、通気性に優れています。下着に適している生地は、肌を守ってくれる素材を利用している事が多く、肌に優しいということです。これらは、自己責任での工夫となりますが、こまめな手洗いうがいをし、良く寝てバランスの良い食生活を心掛け、免疫力を高めることが一番大切だと思います。この季節の変わり目はどうしても体調が不安定になりがちですが、無理せず生活をしていきましょう。
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