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選ぶならスラウチ&シックの綿100%今治生地国産バスローブ
バスローブとフェイスマスクの専門店slouch & chic(スラウチ&シック)のバスローブは、天然素材綿100%の今治産タオル生地でお作りしています。お客様に本当に質の良いものをご提供するためにslouch & chicが大切にしていることをご紹介します。
優れた植物繊維・綿100%
綿は世界中で最も多く使われている植物繊維ですが、それは軽さ、柔軟性、通気性の良さの他にもさまざまな利点があるためです。その性質から、綿は入浴後に着用するバスローブに最適な素材であると言えるでしょう。それこそが、slouch & chicが数ある素材の中から徹底して綿を選んでいる理由です。
1.吸湿性・湿度調整
綿繊維は非常に細かく、一本一本の繊維にたくさんのよじれがあります。また、中はストローのように空洞になっているので吸湿性が高く、体と繊維の間の水分や汗をぐんぐん吸収してくれます。さらに、綿繊維には内側の水分を吸い外に放出しようとする働きがあります。その際に気化熱により皮膚の表面が冷やされ、夏でもさらりと気持ち良く着用できます。
2.断熱性
たくさんのよじれと中空構造が、繊維の中に空気を閉じ込めてくれます。そのため夏には熱から、冬には寒さから体を守ります。綿素材は着用しても肌に密着せず隙間ができるので、肌と生地の間にさらに空気を閉じ込めることができます。
3.低刺激性
綿がアレルギーの原因になることは稀です。綿素材は肌を刺激しないため、包帯やガーゼなど医療用に使われるほか、赤ちゃんの衣料品にも選ばれています。このことからもその安全性は明らかです。
4.優れた強度
綿繊維は引っ張る力に強く、簡単に裂けたり破れたりしません。洗濯を繰り返しても弱りにくい丈夫な素材です。また、濡れた時に強度が増す性質を持っています。
5.快適性
綿繊維の断面は平たく丸みを帯びているため肌触りが柔らかくなめらかです。着心地が良いので、直接肌に触れる下着にもよく使われています。吸水性と通気性の高さから、綿素材の衣料品は蒸れにくく快適に着用できます。
綿素材の歴史
綿がいつから使われてきたのかその歴史は定かではありませんが、メキシコの洞窟で少なくとも7,000年前と見られる綿球と綿製の布地が見つかっています。パキスタンのインダス川流域では紀元前3,000年頃から綿が育てられ、紡いだ糸から布が作られていました。また同じ頃、エジプトのナイル川流域に住む人々も、綿を育て、綿で作られた衣服を着用していたようです。その後、アラブの商人たちが9世紀頃に綿布をヨーロッパにもたらしました。コロンブスが1492年にアメリカ大陸を発見した時バハマ諸島ではすでに綿が栽培されており、1,500年までには綿はほぼ世界中に知られるものとなりました。18世紀になると種と綿花をより分ける機械や糸を紡ぐ機械が使用されるようになり、綿の生産量が飛躍的に増加しました。
日本には9 世紀頃に綿の種子がもたらされたようですが定着せず、人々は主に麻や絹、その他の植物繊維で作られた衣服を着ていました。綿栽培が広がったのは16世紀後半とされ、木綿素材が一般的となったのは江戸時代と言われています。明治時代には綿布の輸出量が世界一になったこともありましたが、戦後は安価な輸入綿との競争や化学繊維の普及により生産は減少し、現在では自給率はほぼ0%となっています。
綿花からタオルができるまで
ワタは本来、熱帯性の6メートルもの高さになるアオイ科の多年草ですが、温帯でも一年草として栽培されています。植えてから80日から100日ほど経つと白い花が咲き、それがだんだん赤っぽい色になります。数日して花が落ちると、緑色で三角形の小さな子房ができます。55日から80日ほどの期間に子房の中で毛のついた種子が育ち、次第に膨らんできます。この種子についた毛が綿繊維で、繊維を含んだものをコットンボール(朔果)と言います。コットンボールの中は4つから5つの部屋に分かれていてそれぞれに数個の種子があり、その周囲に綿毛がぎっしり生えています。熟すと各室の壁が裂けてコットンボールが弾け、ふわふわの白い綿花が顔を出します。綿花は90%セルロースでできています。質の良い綿花を作るには、成長期にたっぷりの降水量が、収穫時期には乾燥した暖かい気候が必要と言われています。
収穫した綿花は綿繰機で繊維と種を分離させます。その後異物を取り除きながらときほぐしてまとめ、シート状の「ラップ」にします。ラップをくしけずり繊維を一本一本ほぐして方向をある程度揃え、繊維の束にします。それをさらにまとめたり引きのばしたりして、均一できれいな「スライバー」という状態にします。スライバーをひきのばして繊維をまっすぐにして太さのむらをなくし、さらに引きのばしながら軽い撚りをかけて粗糸を巻き取っていきます。粗糸をもう一段階ひきのばして細くし、さらに撚りをかけて糸を巻き取ります。
こうしてできた糸は、細かい不純物や油分を取り除く精練加工をします。これは綿本来の高い吸水性を引き出すために必要な作業です。精練を終えた糸は織機にかけられ、タオルに織り上げられます。織り上がったタオル生地は洗浄後乾燥させ、ふんわりと仕上げられます。できあがった生地は裁断してほつれないよう端を縫製、検品後完成となります。
ただの綿100%ではない。今治基準合格の高品質タオル生地
今治タオルの最大の特徴は高い吸水性です。高い吸水性と一言で言ってもどれほどのものか分かりにくいかもしれません。通常のタオルの品質基準検査(JTIF・C評価)ではタオル片を水に浮かべた時に沈み始める時間を60秒以内と定めています。一方今治基準では、それを5秒以内と規定しています。加えて、洗濯をしていない新品の状態と3回の洗濯を経たもの両方をテストして、どちらも合格しなければならないという厳しい基準です。
また、裁断した生地の周縁部の縫製に力がかかった時の糸の抜けにくさを検査する項目でも、一般的な基準よりも厳しい数値*を設けています。
*日本タオル検査協会では 縦15N以上 横20N以上、今治では縦20N以上 横30N以上
さらに、有害物質ホルムアルデヒドの含有量についても、通常の評価基準で生後24か月以内の乳幼児を対象とした数値よりも低い極めて厳しい数値を今治では基準としています。そのため、安全性が非常に高いということが言えるでしょう。
国内工場での職人による仕上げ
slouch & chicのバスローブは、高品質の綿100%今治産タオル生地を、山形にある自社工場で裁断から縫製、検品まで行っている純国産の商品です。高い縫製技術と豊富な経験を持つ職人が1点1点丁寧に心を込めて製作しております。繊維メーカーとして半世紀以上の実績を持つスラウチ&シックの経営母体である大石メリヤスの知識や技術を結集した、安心してご着用いただける確かな品質です。
✔︎優れた植物繊維・綿100%
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✔︎厳格な今治基準に合格したタオル生地
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✔︎職人の技による国内生産
それが、スラウチ&シックのバスローブです。
ぜひ一度身に着けて、その着心地の良さを感じてください。
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