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slouch&chicのコラム
バスローブにカビを見つけたら?~漂白剤を使わないお手入れ方法と煮洗いの注意点~

梅雨時期の洗濯は、必然的に部屋干しが多くなりますね。部屋干し用の洗剤や柔軟剤を使っていても、ニオイやカビが気になることがあります。また、タオルやバスローブが乾きにくくなり、嫌なニオイやカビが発生しやすくなります。ふと黒い点を見つけて、「どうしたらいいの?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
カビを見つけたらまず知っておきたいこと
綿100%のタオル類に発生する主なカビは、黒カビ、白カビ、赤カビ(酵母菌)の3種類で、皮脂や石鹸カスを栄養源にし、湿気が多い環境で繁殖します。 バスローブはお風呂上がりの清潔な体に羽織ることが多いため、濡れたまま放置しなければカビが発生する可能性はそれほど高くありません。ですが、発生してしまったら、黒い点が広範囲に広がっている場合は、完全に除去することが難しい場合があります。衛生面や生地の状態を考えると、買い替えも検討しましょう。
漂白剤を使いたくないという選択
slouch&chicでは「肌にも環境にもやさしく」を大切にしており、また、良い物を長く使って頂く為にもバスローブの洗濯表示に「漂白剤は使えない」と記載しています。
そこで、漂白剤を使わずに清潔に保つ方法はないだろうか?と調べてみた結果「煮洗い」にたどりつきました。熱で除菌するという昔ながらの知恵です。
昔は赤ちゃんの肌着や布おむつを清潔に保つために煮洗いが行われていました。昔からの知恵は、手間暇がかかりますが、肌にも環境にも優しいので安心です。
※カビの種類や生地の状態によっては、煮洗いをしても完全に除去できない場合があります。
※煮洗いは綿や麻などの耐熱性のある素材向けの方法です。洗濯表示を確認してから行いましょう。
煮洗いのメリット
・黄ばみやシミを落としやすい
・ニオイ対策になる
・熱による除菌効果が期待できる
・漂白剤を使わずお手入れできる
煮洗いのデメリット
・色落ちすることがある
・縮むことがある
・生地を傷めることがある
・素材によっては適さない
煮洗いできる素材・できない素材
| 素材 | 煮洗い |
| 綿 | 〇 |
| 麻 | 〇 |
| ポリエステル | △ |
| ウール | × |
| シルク | × |
| ゴム使用製品 | × |
バスローブの煮洗いはおすすめできません
slouch&chicのバスローブには煮洗いをおすすめしていない理由は、
・洗濯表示は40℃以下推奨
・高温による縮み
・色落ち
・大きく重いため火傷や火事などリスクが大きい
以上のことから、バスローブは無理だけれども、どうしてもお気に入りのタオルをもう少し使いたい!
色落ちや縮みも覚悟の上!という方のみ、煮洗いをお試し頂ければと思います。
また、上記にある注意事項と煮洗いのメリット・デメリットを確認の上、ご自身の責任で行って下さい。
煮洗いの方法
お湯のみの場合
必要な物
・鍋(ステンレスもしくはホーロー)
※アルミの鍋を使うと、洗剤のアルカリで変色や腐食を起こすことがあります。
・トングや菜箸(取り出す時にやけどしないようにつかみやすい物)
手順
1 鍋にお湯を沸かします
2 汚れ物をいれ5分~20分煮ます(あまり長い時間はNG)
3 すすいで脱水します。※熱いので、取り出す際には気を付けましょう。
4 通常の洗濯の手順で洗濯をします
重曹を入れる場合
上記の必要な物に加え、重曹を水1Lに対して大さじ1をいれます。水よりも熱湯に入れた方が効果的ですが、入れた瞬間に一気に泡が立つので、十分に注意をして下さい。沸騰したらいったん火を弱めて、そっと重曹を入れましょう。また、ギリギリまで鍋に水を入れず、余裕を持って入れましょう。
粉せっけんをいれる場合(少ししっかり洗いたい時)
上記の必要な物に加え、水1Lに対して小さじ2の石鹸を加えます。お湯が沸いてからまず粉石けんを加えて溶かしてから洗濯物を加えます。
※ただし、沸騰しているところに粉石けんを加えると一気に泡が立ち吹きこぼれることがあります。いったん火を弱めてから粉石けんを加えて下さい。
1.洗う物によりますが、衣類であれば弱火で20分位煮ましょう。
※火を強くすると吹きこぼれてしまうので注意して下さい。
2.洗濯機で洗濯をするか、すすぎを念入りにして下さい。
※すすぎ残しがあると、黄ばみやニオイの元になります。
重曹とセスキ炭酸ソーダ
みなさん、重曹はご存知かと思いますが、セスキ炭酸ソーダはご存知ですか?どちらもアルカリ性ですが、特色が違い、それぞれ汚れの種類によって使い分けるとより綺麗に汚れを落とせるのでお洗濯はもちろんお掃除にも大活躍します。抗菌効果はありませんが、セスキ炭酸ソーダも重曹と同じように煮洗いが出来ます。
| 重曹 | セスキ炭酸ソーダ | |
| アルカリの強弱(水溶液のph) | ごく弱いアルカリ性(ph8.2) | 弱いアルカリ性(ph11.2) |
| 水への溶けやすさ | やや溶けにくい | 非常に溶けやすい |
| 油汚れの落ちやすさ | 落ちる | よく落ちる |
| 消臭効果 | とても効果あり | とても効果あり |
重曹とセスキ炭酸ソーダの違い
熱湯に溶かしたり、煮沸したりする場合は、重曹もセスキ炭酸ソーダも油汚れやタンパク質(皮脂・血液・食べこぼし等)が落ちます。
どちらも、溶かして加熱すると泡がでます。その泡の量が重曹の方が多いです。
よって、鍋の焦げ落としには、泡の力で焦げを浮かせる効果が、より期待できる重曹の方が向いています。
セスキ炭酸ソーダはつけ置き向き
セスキ炭酸ソーダは水に溶けるので、つけ置きにも向いています。汚れた箇所を水洗いして、水700ml~800mlにセスキを小さじ1杯の割合で大き目のたらいやバケツに入れ、3時間程置いておきます。排水し、汚れ物をすすぎ、他の洗濯物と一緒に通常の洗濯をします。
また、どちらもアルカリ性(タンパク質を溶かす)なので、手に付くと多少ヌルヌルとします。ゴム手袋の着用は不要ですが、手荒れのある方、掃除などで長時間使う場合は着用する事をおススメします。
使用時の注意
- 必ず換気を行う
- やけどに注意する
- 小さなお子様のいる家庭は十分注意する
- 鍋を調理用と分けるか検討する
無理をせず、安全に配慮しながら行いましょう。
まとめ
毎日のお手入れは特別なことではなく、少しの心がけの積み重ねです。カビを見つけてしまった時の対処法を知っておくことも大切ですが、まずは湿気をためず、しっかり乾かすことが一番の予防になります。昔ながらの知恵を取り入れながら、便利な家電の力も借りて、自分に合った無理のない方法で続けていきたいですね。
お気に入りのタオルやバスローブを長く大切に使いながら、梅雨の季節も心地よく過ごせますように。









