年々暑くなる夏、夏バテ対策していますか？

残暑厳しい毎日ですが、夏バテしてませんか？毎年の事ではありますが、コロナの状況も収まらず、心身共に自己管理が難しくなっている方も多くいると思います。たんなる夏バテなのか、いつものような夏を過ごしたくても過ごせないストレスなのかも・・・と、いろいろな意味で開放的に過ごせない夏になっていますが、今年もまだまだ残暑は続くようです。

夏バテの原因

夏バテする原因は、主に激しい温度差・高温多湿・強い紫外線などが考えられますが、外出することが減っている現在では、冷房の効いた室内で過ごす事が多く、外気の暑さに体が慣れていない人も多くると思います。ですので、少しの外出でも常時より疲労を感じやすくなっていることでしょう。
また、毎日外出をしなくてはならない方でも冷房の効いた涼しい室内と高温の屋外など、気温差の激しい場所を行き来することが多いと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。どのような理由であれ、自律神経の乱れは、胃腸の働きが弱まり、栄養不足陥りやすくなってしまいます。

食欲低下と栄養不足

毎日暑いと食欲が減少し、冷たい物やさっぱりした食べ物を選んでしまったり、食べる量が減ってしまったりと、栄養不足になっていることがあります。暑さで体力を消耗している中での栄養不足は、病につながることも・・・また、コロナ感染者が増える中での、栄養不足は深刻です。免疫力を維持するためにも食事は大切ですね。

特に不足しがちなのは「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」です。身体の調子を整えてくれるビタミン・ミネラルは汗と一緒に体外に排出されてしまうため、意識して摂ることが必要です。旬の夏野菜はビタミン・ミネラルが豊富なので、積極的に食卓に取り入れるようにしましょう。また、たんぱく質は身体づくり・疲労回復や持久力維持に必要です。なかなかヘビーなお肉料理に食指が動かない時でも、夏野菜沢山のスープの中にお肉を混ぜたり、スパイスを効かせてみたりと、なるべく規則正しく食事を摂るようにしましょう。

旬の野菜は、体が必要としている栄養を補ってくれます。夏なら体を冷やし、冬なら温めるといったように、人間の体にうまく働きかけてくれます。また“旬”の食材は栄養価も高くなります。最近では、ハウス栽培や養殖などにより１年を通じて店頭に並ぶ食材が増えましたが、本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるのを助けてくれます。

また、暑さと熱中症対策で水分を摂取を意識していると思いますが、冷たい物の飲食には気をつけましょう。

睡眠

睡眠はとれていますか？夜でも暑く、寝苦しい夜が続くと、数時間毎に目が覚めてしまうなんてこともありますね。しっかりとした睡眠が取れなくなることも体調を崩す原因になります。睡眠中に冷房をつけたままにすることに抵抗がある方も多いと思いますが、十分な睡眠を取る事を一番に考えましょう。また、睡眠中に熱中症になる事もあるので、設定温度に注意して、冷房の風が直接当たらなようにしましょう。サーキュレーターを上手く使って部屋の空気が動くようにすると良いですね。

夏こそ、湯舟に浸かりましょう！

夏は湯舟に浸かるなんて、暑くて出来ない！という方も多いと思います。ですが、夏は、冷たい飲み物、食べ物を選びがちになり、尚且つ冷房で体の芯が冷えているかもしれません。体の芯が冷えていると、胃腸の働きが悪くなり、むくみ、疲れやすくなるともいわれています。また、上半身は汗が出て、下半身は冷えているという冷えのぼせの人も多くいるようです。汗が出ているから冷えではないと思ってしまいますが、手足など末端が冷たい、内臓が冷えている場合があります。

そこで、毎日の入浴で湯舟に浸かる事で、体内が温まり、発汗し、体内の血が巡ります。温かいお湯は身体に溜まった冷えを和らげてくれるほか、筋肉の緊張やコリをほぐしたり、自律神経を整えるなど、様々な効能があります。また、質の良い睡眠を取る事にも役立ってくれます。

一日の疲れをリセットし、睡眠の質をあげる為に就寝の1時間～2時間前に入浴する習慣をつけてみましょう。