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slouch&chicのコラム
マイクロプラスチックが環境と人体に及ぼす影響

2020年代に入り、プラスチックストローの提供を終了・削減する大手カフェチェーンやファストフード店が世界的に広がりました。日本でも環境配慮への意識は日常の中に少しずつ浸透しています。
私たちの暮らしに欠かせない存在となったプラスチックですが、問題はストローやレジ袋だけではありません。実は、衣類に使われる合成繊維(ポリエステル・アクリル・ナイロンなど)からも、マイクロプラスチックが発生していることが分かっています。便利さの裏側で、環境や私たちの身体にどのような影響があるのか。マイクロプラスチックと合成繊維について考えてみましょう。
※本記事は2026年1月30日に内容を最新情報に更新(編集・追記)しました。
マイクロプラスチックとは?
マイクロプラスチックとは、直径5mm以下の非常に小さなプラスチック粒子の総称です。
発生源は大きく分けて2つあります。
- もともと小さく作られたもの
(工業用研磨剤、過去に使用されていた洗顔料や歯磨き粉のスクラブ、化粧品など) - 大きなプラスチック製品が細かく砕けたもの
(海洋ごみや日用品が、紫外線や波の力によって劣化・分解されたもの)
さらに近年注目されているのが、衣類の洗濯時に流れ出る合成繊維由来の繊維くずです。この小さなプラスチックは、合成繊維で出来た衣服を洗濯する事で海に流れているのが大半と言われています。
マイクロプラスチックは自然界でほとんど分解されず、非常に小さいため回収が困難です。そのまま海へ流れ込み、広範囲に拡散していきます。
また、海中に漂う**PCB・ダイオキシン・DDTなどの残留性有機汚染物質(POPs)**が、マイクロプラスチックの表面に付着しやすいことも分かってきました。
それらを取り込んだマイクロプラスチックを、プランクトンや魚がエサと間違えて摂取し、さらにそれを食べる生物へと、食物連鎖を通じて有害物質が蓄積していく可能性が指摘されています。
衣類からマイクロプラスチック
では、なぜ衣類からマイクロプラスチックが発生するのでしょうか。
ポリエステル・アクリル・ナイロンなどの合成繊維は、もともとプラスチック由来の素材です。
これらを糸や布に加工し、衣服として私たちは日常的に着用しています。
着用後、洗濯をすると──
摩擦によって目に見えないほど細かな繊維が抜け落ち、下水へ流れます。
特に、洗濯回数を重ねた衣類や劣化した合成繊維ほど、繊維くずが多く発生すると言われています。
下水処理場でも完全には除去できず、その一部が河川や海へ流出してしまうのが現状です。
マイクロプラスチックの大きな問題は、小さすぎて回収する事が出来ない事です。砂浜に打ち上げられている大きなプラスチックや、海面に浮いている場合には回収(2012年に発表された18歳の少年の海洋ゴミ回収プロジェクトが翌年に始動されました。)が出来ますが、小さくなればなるほど回収が困難になります。
マイクロプラスチックによる被害とは?
クジラ、イルカ、ウミガメ、アシカなどの大型海洋生物が、
プラスチックごみに絡まったり、誤って飲み込んだりして命を落とす事例は、今も世界各地で報告されています。
胃の中に溜まったプラスチックは消化されず、
- 消化器官の損傷
- 満腹感による摂食障害
- 餓死
といった深刻な結果を招くことがあります。
一方で、あまり注目されにくいのが、サンゴ・プランクトン・小魚など、目に見えにくい生物への影響です。
マイクロプラスチックは汚染物質を吸着しやすく、海中を漂う間に汚染された状態になります。
プランクトンやサンゴは、それをエサと誤認するだけでなく、選択的に取り込んでしまうケースもあると報告されています(理由は未解明)。
結果として、成長阻害や消化器障害、死に至るケースも確認されています。
まだ、人体に影響が出ていない?
私たち人間も、魚介類を通じてマイクロプラスチックを間接的に摂取していると考えられています。
現時点では、マイクロプラスチックが直接的に健康被害を引き起こしたと断定できる症例は多くありません。しかし、体内への蓄積や長期的な影響については、現在も研究が続けられています。
肌と衣類の関係を見直してみる
乾燥する季節、「肌がかゆい」「チクチクする」「荒れやすい」そんな変化を感じたことはありませんか?その原因のひとつに、肌に直接触れる衣類の素材が関係している可能性もあります。ポリエステルやアクリルなどの合成繊維は、吸湿性が低く、静電気や摩擦による刺激が起こりやすい素材です。
肌へのやさしさを考えるなら、綿・麻・シルクなどの天然繊維がおすすめです。
中でも綿は、
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- 肌触りの良さ
- 耐久性
の点で、日常使いに最も適した素材と言えるでしょう。また、天然繊維は、下水から繊維が流れ出てしまったとしても、土にかえるので海を汚すことがなく、地球にも優しいといえるでしょう。
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タオルや下着と同じように、バスローブも素肌に直接触れるアイテムです。
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早く乾く干し方はこちらのコラムをご覧下さい▶お手入れについて(バスローブの干し方)
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環境にも、肌にもやさしい選択です。

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天然繊維の衣類を洗濯するなら、天然繊維で出来た洗濯ネットを使ってみませんか?
まとめ
体にやさしいものは、環境にもやさしい。そう思いませんか。
マイクロプラスチック問題は、下水処理や技術開発だけで解決できるものではありません。
私たち一人ひとりの「選ぶ意識」も、大きな力になります。
- 使い捨てプラスチックを減らす
- 天然素材で代替できるものを選ぶ
- 長く大切に使う
少し手間がかかることもありますが、天然素材には、温かさや安心感、心を落ち着かせる力があります。植物や動物から生まれたものは、やがて自然に還ります。そして私たち人間も、自然の一部です。
日常の小さな選択が、未来の海と暮らしを守る一歩になるかもしれません。これからのお買い物の際に、ほんの少し意識してみてはいかがでしょうか。
※本記事は2026年2月2日に内容を最新情報に更新(編集・追記)しました。










