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入浴について
2017.04.07

世界のバスローブとお風呂事情【イギリス編】

世界のバスローブとお風呂事情【イギリス編】

世界の国のお風呂事情ってご存知ですか?その土地の気候や水源等の関わりが大きく、国によって様々です。今回は、そんな水と温泉に恵まれたイギリスのバスローブとお風呂文化をご紹介いたします。

イギリスは硬水?

イギリス本島の全ての水は硬質と思っていた方も多いかと思います。実は、軟水から硬水まで地域によって様々です。硬質に含まれるカルシウムやマグネシウムは地下の石灰岩地質の密度の高い地層をゆっくりとしみ込む為、沢山のミネラルが溶け込んで硬水になるそうです。今回調べてみて初めて知りましたが、最西端の岬ランズ エンドで有名なコンウォールの友人の実家を訪れた時には、水が全く違うと感じました。友人は「ロンドンとは全く違うでしょう。石鹸の泡立ちも良いし、肌にも良いし、なによりも水道水はとてもおいしい」と嬉しそうに話していた記憶があります。イギリス本島は地図のように、場所によって軟水から硬水と水の種類が豊富な国です。

温泉都市バース(BATH)

⇑ロイヤル・クレッセント

古代ローマ時代に温泉で栄えた観光地バース。長い時を経て18世紀のジョージ王朝時代に飲泉ブームが再び起こり、上流階級の保養地として賑わいを見せました。ジョージアン様式と呼ばれる建築方法で多くのテラスハウスが建てられ、現在見られる蜂蜜色の美しい街の景観はこの時代に建てられました。1774年に完成した全長180mのロイヤル・クレッセントは、シンメトリーな窓の配置が美しい三日月形の集合住宅です。温泉保養地として観光客が沢山やってくるこの街には、ローマ帝国時代に作られた温泉施設ローマンバスがあります。スチーム風呂、水風呂、マッサージ室などを備えたといわれたいます。

3つの源泉

この街「バース」には、源泉が3つあり、

  • キングス・スプリングス
  • ヘトリング・スプリングス
  • クロス・スプリングス

と名付けられ、源泉の温度は43~45度あります。放射性元素が豊富に含まれており、リューマチ、痛風に効用があり、43種類ものミネラルを含んでいると言われています。

現在でも豊富な源泉が出ていますが、残念ながら、ローマン・バスは現在、博物館となっており入浴が出来ません。過去に有害なバクテリアが繁殖した上に、藻が繁殖して緑色になっているので、入りたいとは思えないでしょう。

また、昔から博物館内に温泉水が飲める場所があります。日本でなら、「足湯体験」など、少しでも湯に触れる場所を作りそうですが、バースでは「飲む」のみです。なぜなら、昔からイギリスにおいての温泉治療というのは、水浴と共に鉱泉を飲む事を意味します。温まって疲れを癒そうというよりは、ぬるいお湯や水に浸かったり、飲んだりする事で病が癒えるという感じのようです。

ローマン・バス博物館のすぐ近くに、2006年「サーマ・バース・スパ」が開業、温泉を再び利用する事が出来るようになりました。3つの源泉は、「キングス・スプリングス」はローマン・バースへ、「ヘトリング・スプリングス」と「クロス・スプリングス」はサーマ・バース・スパで体験できます。

バースの伝説と歴史

紀元前9世紀のケルト人が温泉の存在を知っていたと示すお話があります。王子がハンセン病に罹り城を追い出され、豚飼いをしながら放浪していました。自分と同じ病を持った豚が沼に入ったところ、醜かった豚の肌がつやつやに治った事を目にし、自分も同じように沼に体を浸してみたら、奇跡が起こったかのように病が癒え、お城に戻ったそうです。伝説とはいえ、このお話がバース周辺地方の温泉治療効果が人々の注目を集めていた事をそれとなくしめしています。

その後、紀元前1世紀にローマ人がやってきてバースに神殿、浴場、そして劇場を建設しました。神殿にはケルト神とローマ神を混合したスリス・ミネルヴァと呼ばれる女神の神殿があります。スル(スリス)とは、この地の原住民であったケルト人が崇拝する温泉の女神、ミネルヴァはローマ人に崇拝されていた治癒の女神です。「疾病に効力ある泉の女神」として祀られ、ローマ人は、地中から湧き出る天然の熱い水に対して、神聖を付与し聖水として崇拝し、信仰していました。ローマ人が去ってからは、忘れ去られ廃れる一方でした。そして、宗教的概念から禁欲や苦行が広がり湯や水に触れる事が良くないとされた時期が続きます。

12世紀になりようやくバースの修道院の修道僧が施設を再建し、公共浴場として再オープンさせました。そこから長い間大衆的な温泉として市民に親しまれていましたが、長い年月経て16世紀以降、修道院から新たな法人が自治を手に入れると、「王女のお風呂」を泉の南側に建て、17世紀には王侯貴族のための最高級の温泉療養地となりました。この保養地がこれほどまでに繁栄した理由のもう一つとして、アセンブリー・ルームという集会場のような、社交の場があったからです。1706年にリチャード・ナッシュという人が儀典長となり、施設の改善や風俗良に努め、秩序(品位と作法)を保つために規則を作りました。当時の人々はダンスをしたりお茶をしたりと最先端のリゾート地での余暇を楽しんでいました。現在でも社交の中心とされ、コンサートや会議や結婚式などに使われています。また、衣裳博物館として、当時のドレスなどが展示されています。

バスローブ

イギリスでは、バスローブを使用している人、持っている人は多いそうです。シャワーやお風呂に浸かった後、濡れた体に羽織って、身体を乾かし、火照りが取れるまでの間に着て、くつろいだりしています。濡れたままの体に羽織っている人もいますが、濡れた身体を拭いてから素肌に着る人も多く、洋服に着替えるまでの間、バスローブを羽織って、髪を乾かし、歯を磨いたりと身支度を整えたりしているようです。

ガウンは最近ではあまり着られていないようで、部屋着のような衣服(日本でいうジャージやスウェット)を着ている人が多く、ガウンを羽織るというのは、古いスタイルになりつつあるようです。ですが、中にはガウンをパジャマの上から羽織り、朝の支度(身支度から朝食の準備やお弁当の用意等)が忙しいお母さんには便利なようです。
また、荷物の受け取り等の玄関先にでるのにガウンを羽織る事もあるようです。しかし、調査して下さった方の中では、バスローブとガウンの違いに気が付いているかどうかはっきりとわからなく、バスローブをガウン替りとして使っている人もいるかもしれないそうです。はっきりとした使い分けをせず、バスローブは多様化できる便利なアイテムとして使われていると言えそうです。また、イギリスでは、パジャマの上から羽織るガウンの事をドレッシング・ガウン(dressing gown)と言います。

お風呂事情

ヨーロッパ共通の理由(溜めたお湯は一人毎に捨てる)からか、シャワーで済ませる人が多いようです。やはり、朝はシャワーが多く、夜の時間の有る時にゆっくりと湯に浸かるというパターンです。イギリスでは、アロマバスやバブルバスを楽しむ人も多く、バブルバスは温度を保つ効果があると感じるそうです。イギリス人は日本人の私たちからすると、ぬるま湯のような温度の湯に浸かるので、すぐに冷めてしまうのを防いでいるのではないかと言っていました。追い炊き機能はもちろんないので、少しでも工夫をしているのでしょう。また、はっきりとした事は言えませんが、硬質の湯に入る時は、アロマやバスソルト、バブルバス等をいれると、肌の乾燥が防げるような気がします。
以前のイギリスでは、水道の水をボイラータンクに溜めて約40分から1時間、沸騰するのを待ちます。これは、浴槽にお湯を溜める約1回分になるので、「温まる」「洗う」を全てこの溜めたお湯を使う事になります。まず、湯につかって温まる→頭、身体を洗う→運が良ければ、タンクに残っているお湯を使い、最後にシャワーで体を流すという感じです。これは、ボイラータンクの湯量が少ないので、お湯が残ってない場合があるからだそうです。もし、家族全員が湯に浸かりたいと思うと時間がとてもかかります。ですが、数年前から法律が変わり管の検査を1.5Mごとに検査できるようにしなければならないという規制が出来ました。旧式のガスボイラーだと、検査が出来なくなり必然的に旧式のボイラーから最新式(瞬間で湯が沸くガスボイラー)を設置する事になり、徐々に新しくなっているようです。
そして、これは欧米諸国全体的だと思いますが、親子でお風呂に入るという習慣はありません。お風呂の中でコミュニュケーションを取るというのは日本独特の文化のようです。※父と娘等、異性の親子での入浴が違法になる国もあるので、ご注意下さい。日本では、温泉や銭湯での裸のお付き合いと言いますが、ヨーロッパでは他人はもちろん人前で全裸になる事は一般的にはあり得ないようです。そこで、イギリスにて、アロマのエステサロンで働いている友人に、エステではどのようにしているのかを尋ねてみました。なぜなら、日本では紙のブラやショーツ(使い捨ての物)をくれるので安心なのですが、外国ではそのような物は見たことも聞いた事もありませんでした。答えは、自分の下着(ショーツ)一枚のみを身に着けてもらい、脱いでベッドに横たわるまで、タオルでカーテンのように死角を作り見えないようにし、施術する際もきちんとタオルで隠すそうです。紙のショーツやブラのサービスは有りませんが、日本同様、出来るだけ隠すサービスを心がけているようです。

最後に

イタリアフランス、イギリスとヨーロッパのバスローブとお風呂文化の文化をご紹介しましたが、3ヵ国を調べてみると古代ローマ人の影響と宗教の関わり合い、それぞれの街の上下水道設備の発達の違いや気候の影響もありますが、日本人の私たちからするとなんとなく似ていましたね。バスローブやガウンの需要は減っているようですが、「あれば使う」と便利さを感じている人も多いのかもしれません。「あれば使いたい」「あったら便利だろうな」と、思う物は贈り物にも最適ですね。

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