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地球と体に良い事
2025.02.26

ギフト包装について -包むことで相手を敬う贈り物と環境問題-

ギフト包装について -包むことで相手を敬う贈り物と環境問題-

ギフト包装についてどう思われますか?ここ最近、ギフトとしてのご注文では、ギフトボックスを不要とされる方が多いように感じています。贈る相手やイベントの種類、または料金の有無などでご選択されているのだと思います。また、ゴミが増えるなどの環境問題を考慮されているのでしょう。今回は、当店のギフト包装に新に加わる巾着バックのお知らせと共に、「包む」歴史と環境に配慮したギフト包装について書いてみました。

「包む」文化の歴史

日本では古来から「包む」という文化がありました。様々な用途に使われた布は時代と共に「風呂敷」と呼ばれるようになりました。
さかのぼること奈良時代、日本最古の風呂敷は、正倉院御物として舞楽装束を包んだ布があります。
平安時代には、「平包ひらつつみ平裹ひらつつみ」「古路毛都々美ころもつつみ」と呼ばれ、大切なものを包みました。
室町時代には、将軍・足利義満が建てた大湯殿おおゆどのと呼ばれる浴場を近習の大名衆が利用した際、他人の衣服と紛れないように自身のものを家紋入りの布で包み、入浴後にはその上で着替えを行ったのが始まりとされています。衣類を包み、足を拭う布として、さらにマットのように床に敷いて、衣服を身に着けたことから「風呂敷」と呼ぶようになったそうです。
江戸時代(元禄時代)になると、包む道具として広まり、富山の薬売りをはじめとする行商人たちの必需品となりました。また、屋号を記した風呂敷を担いで町を歩いた為、宣伝にもなりました。

一石二鳥、三鳥にもなる風呂敷

風呂敷は綺麗な状態で商品を持ち運びできるようにする布として使用されていました。また、この頃から、「包む」布に屋号を入れるなどして、宣伝としても風呂敷を使っていくようになりました。富山の薬売りは日本諸国を回り、全国に広めることが出来ました。
これは、現代でいうショッパー、お店のロゴを入れた手提げ袋です。ショッパーにロゴを入れ、購入したお客様が持ち歩くことで宣伝の効果を得られます。おしゃれな物が多く、ハイブランドのショッパーを普段使いし、売り買いされることも。今では、ショップのロゴが入ったエコバックも多く見かけます。

日本ならではのギフト包装 熨斗と水引

日本では礼節という文化的な慣わしに従って、包んで贈り物をしあいます。「人を大切に思う心」が根本にあり、相手を敬う気持ちから生まれたもので、先人が長い歴史をかけて培ってきた人間関係を円満にする知恵でもあります。

上図は現代の熨斗です。

水引みずひきは、贈答品を結ぶ飾り紐です。
熨斗のしは、祝い等の進物しんもつに添えるもの。色紙を折って上が広く細長い六角形にし、細く切ったのしあわび(アワビを薄くむいてたたき、伸ばして干したもの)をその中にはりつけます。

水引はご祝儀袋についているのでご覧になったことがあると思いますが、本来の熨斗はのしあわびを紙で包んだもので、現代では印刷した熨斗紙(のし紙)が一般的です。

熨斗と水引は、御祝い事や弔事に使われます。それぞれによって作法が変わってくるので難しい部分です。今では、プリントされたのし紙をかけるのが一般的で、本物の「熨斗」を見た事はない方が多いと思いますが、「水引」はご祝儀袋などで見かける機会がありますね。

ギフト包装とエコについて考える

贈り物は、単なるモノ以上の意味を持ちます。それは感謝や愛情、祝福の気持ちを表現する手段です。贈る相手の事を考えながら選ぶ品物、ラッピングをすることでより一層気持ちが伝わる贈り物となります。しかし、その美しく飾られたギフト包装を再利用することはなかなかないと思います。綺麗だからとっておこうと仕舞い込んで忘れている事も多く、後々ごみとして捨てることが多いのでは?
このようにして、多くの不要とされたギフト包装が環境に与える影響を考えると、ギフト包装は必要じゃないのかも?なんて思いませんか。

1. ギフト包装の環境問題

鮮やかなラッピングペーパー、プラスチック製のリボン、豪華な装飾品。ラッピングを開けるのが勿体ないと思うほどに綺麗に包まれた贈り物。
丁寧に開けたラッピングペーパーやリボンなどはしばらく保管し、再利用していた事もあるようですが、現代では少ないのではないでしょうか。よって、これらの多くは一度使われた後、ゴミとなってしまいます。特にラミネート加工された紙やプラスチック素材はリサイクルが難しく、焼却処分や埋立処分による環境負荷が問題視されています。

2. エコなギフト包装のアイデアは沢山あります!

環境に優しいギフト包装は、美しさを損なうことなく、持続可能な未来への小さな一歩となります。

  • 再利用可能な布(風呂敷など):伝統的な風呂敷は、包むだけでなく再利用可能なため、エコな選択肢として注目されています。
  • リサイクル素材の包装紙:古新聞やクラフト紙を使うことで、味わいのあるヴィンテージ感を演出できます。
  • 自然素材の装飾:松ぼっくりやドライフラワー、麻ひもなど、自然に還る素材を使うことで、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。特にクリスマスにはとても目を引くものとなるでしょう。
  • ミニマルなデザイン:過剰な装飾を避け、シンプルな美しさを追求することで、資源の無駄遣いを減らせます。

3. 贈る心とエコのバランス

エコなギフト包装は、単に環境に優しいだけでなく、贈る人の思いやりをより深く伝えることができます。包装にこだわることは、相手を思う気持ちの表れ。それが環境への配慮と両立できれば、さらに心温まる贈り物になるでしょう。

新しく加わるギフト包装

slouch&chicでは、再利用可能な巾着バックをギフト包装としてご用意致しました。コットン100% 4.7オンスの※エコマーク付きの環境対策済です。
再利用しやすいように控えめにロゴを入れ、バスローブやポンチョを旅のお供としてお持ち歩きする際など、様々な用途でお使い頂けます。
ギフト用に、巾着の紐をリボンに付け替え、グリーン・アイボリー・レッドの3色からお選び頂けます。共布の紐も袋の中に入れておきますので、お好みで変更してお使い下さい。

※ライフサイクル全体で環境負荷が少ないと認められた製品・サービスの目印です。詳しくはエコマークについてをご覧下さい。

平置きサイズ 約W400xH600xD100mm(船底)

この巾着は1サイズです。一番大きなバスローブから、キッズサイズなど小さな商品まで入ります。
・バスローブは1着づつしか入りません。
・キッズサイズ、ジュニアサイズは2着まで入ります。

・キッズ用品など小さなもの1着の場合には大きすぎるので、ちょうど良いサイズに折り畳み、糸で縫い留めています。※この糸は簡単に外す事が可能です。

その他、ご質問やご要望がございましたら、お問合せ下さいませ。

※ご購入の際にギフト包装の画像がまだ設定されておりませんが、選択項目がございますのでそこからお選び下さい。

まとめ

贈り物を贈る時の「相手を思う気持ち」を表す選択肢は多様にあると思います。私たち一人ひとりのちょっとの工夫と小さな選択が、地球の未来を形作ります。
次回のギフト包装をする際には、エコを意識してみてください。その一歩が、大きな変化への第一歩になるかもしれません。

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