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洗濯表記を見て洗濯していますか?
12月から洗濯表記が変わりましたね。これまでの22種類から41種類へと増え、より細やかな表示になりました。ニュース等、メディアを通して知った方も多いと思います。「洗濯表記を新たに覚えなければ!」と思った方、「変わったんだ・・・ふ~ん」と特に頭に残らなかった方もいるのではないでしょうか?洗濯表示を学び、お気にいりの洋服を長く愛用してみませんか?
ふとどれだけの人が、洗濯表記を確認して洗っているのか、とても疑問に思いました。なぜなら、私自身が、「なんとなく」だったからです。「洗濯が出来るか」「クリーニングのみなのか」この二つのマークしか、見ていませんでした。その他は、色物柄物等を分けたり、生地のデリケートなものはネットに入れたり、汚れの酷いものは下洗いをしたりと自己判断していました。
洗濯機のマニュアルから
そこで、今回は、メーカーさんのマニュアルから、洗濯表記を見ながら洗濯機の設定をどのようにするかを探してみました。洗濯機の売れ筋上位の日立とパナソニックで調べてみました。
パナソニックさんは良くあるご質問に出ていましたのでご覧下さい。
これだけは覚えておきたい!洗濯表示の意味と洗濯のコツ 2024.3.28更新
日立さんは、見つけられなかったので、メールで問い合わせをして、回答を頂きました。表にしてみました。
旧記号表記 | 旧記号表記の内容 | 新記号表記 | 洗濯機の操作方法 |
---|---|---|---|
液温は95℃を限度とし洗濯機による洗濯ができる | 弊社の洗濯機は,50℃以上のお湯はお使いいただけません。50℃以下で、「標準」コース等で洗濯運転する。 | ||
液温は60℃を限度とし 洗濯機による洗濯ができる | 弊社の洗濯機は,50℃以上のお湯はお使いいただけません。50℃以下で、「標準」コース等で洗濯運転する。 | ||
液温は40℃を限度とし 洗濯機による洗濯ができる | 40℃以下で、「標準」コース等で洗濯運転する。 | ||
液温は40℃を限度とし 洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい | 「デリケート」コースで運転する(衣類を傷めないよう、給水後、弱水流かくはんいたします。) | ||
液温は30℃を限度とし 洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい | 「デリケート」コースで運転する(衣類を傷めないよう、給水後、弱水流かくはんいたします。) | ||
液温は30℃を限度とし 弱い手洗いがよい(手洗い) | 「デリケート」コースまたは「ドライ」コースで運転する(「ドライ」コースは、洗濯槽を回転させて起こす優しい水流で洗います。) | ||
ドライクリーニングができる | 「ドライ」コースで運転する | ||
手絞りの場合は弱く 遠心脱水の場合は短時間で絞るのがよい | 付記用語にて | 脱水分数を1分に手動設定して運転する | |
付記用語にて | ネット使用、中性洗剤使用 | 付記用語にて | 洗濯ネット、中性洗剤を使用して運転する |
なお、弊社の一部の洗濯機では「デリケート」コースがない機もございます。その場合、「ドライ」コースでの運転をお願いしております。
洗濯表記の新旧対比表
まだ、新洗濯表示に対応されていないマニュアルも多いと思いますので、下記の「新旧対比表」を参考にしてみて下さい。
覚えておきたい基本記号
洗濯表記は「基本記号」「付加記号」「数字」の3つの組み合わせです。
基本記号は5つです。
付加記号は3つです。
上記を覚えておけば、安心です!
最後に
いかがでしたでしょうか?
洗濯表記が変わったこの時期に、新しい洗濯表示を理解しつつ、洗濯機の設定をして、ご自分の洋服を大切に長く着れるよう、素材にあった洗濯を心がけてみませんか。
現在、新しい洗濯表示についての情報は、コラムやブログで沢山見つけられます。消費者庁のHPでも分かりやすく説明されていたり、動画で説明されていますので、ぜひご覧下さい。